『ルパン三世 THE FIRST』広瀬すず、“アニメ”に縁のある1年に「すごく刺激的な時間でした」
映画『ルパン三世 THE FIRST』初日舞台挨拶が6日、都内・TOHOシネマズ日比谷にて行われ、栗田貫一、小林清志、浪川大輔、沢城みゆき、山寺宏一、広瀬すず、吉田鋼太郎、藤原竜也、山崎貴監督が登壇した。
長編アニメーションとして23年ぶりに公開される『ルパン三世 THE FIRST』。「ルパン三世」史上初となる3DCGアニメーションとなり、原作者モンキー・パンチの悲願でもあった“フル3DCGによるルパン一味”が誕生する。
ルパン三世が狙うお宝“ブレッソン・ダイアリー”を巡りルパン一味と出会う考古学に精通している聡明な女性・レティシア役に広瀬すず、“ブレッソン・ダイアリー”の謎を追い求める組織の研究者ランベール役に吉田鋼太郎、“ある目的のために組織を操り、ランベールに指示を出す謎の男ゲラルト役に藤原竜也が声をあてる。監督・脚本を『STAND BY ME ドラえもん』『アルキメデスの大戦』『ドラゴンクエスト ユア・ストーリー』などで知られる山崎貴が務める。
ルパン三世役の栗田貫一をはじめ、次元大介役の小林清志、石川五ェ門役の浪川大輔、峰不二子役の沢城みゆき、銭形警部役の山寺宏一らが集結。ゲスト声優を務めた広瀬・藤原・吉田は「非常に興奮しております!」と感嘆していた。
「ルパン三世」の3DCGアニメーションを望んでいた原作者のモンキー・パンチ氏。栗田は「この作品をご覧になったら、本当に喜んでいる顔が思い浮かびますね。新しいものが大好きでしたから」とコメント。小林も「向こうから蘇ってくればいいのにね」と故人をしのんだ。
続けて、48年にわたり次元大介を演じ続けている小林は「もう少しやらせてもらいたいね。もうすぐ逝っちゃうから(笑)」と茶目っ気たっぷりに告白。先日、「ルパン三世」二代目・石川五ェ門役を務めた声優の井上真樹夫さんが80歳で亡くなったことを受け、「斬鉄剣も泣いている。安らかに眠ることを希望しております」と想いを綴った。
連続テレビ小説「なつぞら」(NHK)に続き、今作でも“アニメーション”に触れ「アニメに縁のある1年」となった広瀬。沢城みゆき、山寺宏一とは同作でも共演しており「不二子さんや銭形警部とは全然違う表現ですし、山寺さんはその場で声を変えて2役のお芝居があって、現場では大拍手でしたね。すごく刺激的な時間でした」と振り返る。
藤原と吉田は、他キャストが声を入れる前にアフレコを行ったようで、「ルパンと共演したかった…」と藤原。その言葉に吉田も「俺もルパンチームと共演したかったよ!」とツッコミ、藤原は「お仕事だから仕方ない!」と告白し、舞台での共演やプライベートでも親交のある2人が仲睦まじい様子をのぞかせた。
イベントでは、「ルパン三世レベルの泥棒スキルがあったら何を盗みたい?」とのお題が。広瀬は「最近、『意外と小さいんだね』と言われることが多くて…いま身長が欲しいです!あと5cmくらい!」とにっこり。続けて、「姉(広瀬アリス)は5cmくらい高いので、いいなぁと思っています」と明かした。
藤原は「栗田さんのジャケット」と、自前でルパン三世のコスチュームを用意したという栗田のジャケットに目をつける。「楽屋でコソッと…(笑)」と早速、楽屋泥棒を計画すると会場は笑いに包まれた。
吉田は「栗田さんや山寺さんの『モノマネのテクニックを盗みたい』、『小林さんの声を盗みたい』、『広瀬すずのハートを盗みたい』とか。いろいろ考えたんですけど、やっぱり大金を盗みたいです(笑)とてつもない大金を(笑)」と茶目っ気たっぷりに答え、笑いをさらった。
映画『ルパン三世 THE FIRST』は全国東宝系にて公開中
(C)モンキー・パンチ/2019映画「ルパン三世」製作委員会
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