NTTドコモ、携帯電話回線契約を伴わずにスマホなどの製品を購入する場合にSIMロック解除した状態(=SIMフリー)で販売開始!ガイドライン改正で
docomoが携帯電話回線契約を伴わない場合はSIMロックせず販売! |
NTTドコモが同社の携帯電話回線契約を伴わずにスマートフォン(スマホ)などの製品を購入する場合に「SIMロック解除」した状態、つまりはSIMフリーで販売していることを案内しています。そのため、購入後にSIMロック解除の手続きは不要だとのこと。
同社では総務省が「移動端末設備の円滑な流通・利用の確保に関するガイドライン」を11月22日に改正し、携帯電話回線を伴わない製品単体での販売についてのSIMロック解除への対応が厳格化されたことによる対応だとしています。
一方で都内にあるNTTドコモの製品を取り扱っている量販店では「できる」として実際に購入もできており、多少の頭金(手数料)がかかるものの、こうした店舗では今回の対応によって購入時点でSIMロック解除が行われているものと見られます。
なお、NTTドコモ広報部では「(同社の製品を取り扱う)各店舗ともに携帯電話回線契約を伴わずに購入できる」のだと認識しているものの、実際に「できない」と回答があったこともあり、具体的にどのように店舗に伝えているかについては現時点では「回答待ち」となっています。
移動端末設備の円滑な流通・利用の確保に関するガイドラインでは、これまでも一括払いで製品を購入した場合は購入後すぐにSIMロックを解除できるよう求めていましたが、改正後は分割払いで購入した場合でもクレジットカードや口座振替などで信用確認ができた際には即時にSIMロック解除できるよう求めています。
特に今回の改正では、auやSoftBankがそれぞれの携帯電話回線契約を伴わずにスマホを分割払いで販売する際に一定期間の割賦金を支払った場合、残りの残債を免除するプログラムを提供しつつも購入後100日はSIMロック解除ができないという問題を受けて行われたものとなります。
そのため、総務省では改正された新しいガイドラインを11月22日より適用していますが、まずは携帯電話回線契約を伴わない製品購入が対象となっており、各社の携帯電話回線契約を伴う場合の分割払いでは「準備期間が必要」だとして2020年4月6日(月)以降より対応するように各社に求めています。
なお、ガイドラインでは分割払いの割賦金を支払わないリスクがある場合に必要最低限の期間はSIMロックをかけることを認めていますが、NTTドコモではさらに一歩踏み込んで同社の携帯電話回線契約を伴わない製品購入では購入後にSIMロック解除に対応するのではなく、購入時点でSIMロック解除を実施して販売するようになったということです。
記事執筆:memn0ck
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・2015年5月以降に発売された機種の手続き | お客様サポート | NTTドコモ
・総務省|「移動端末設備の円滑な流通・利用の確保に関するガイドライン」改正案に対する意見募集の結果 及び改正したガイドラインの公表