ラグビーW杯日本大会・プールA、日本対スコットランド。試合に敗れたスコットランドの選手(2019年10月13日撮影、資料写真)。(c)Odd ANDERSEN / AFP

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【AFP=時事】ワールドラグビー(World Rugby)は7日、台風19号(アジア名:ハギビス、Hagibis)の影響でW杯日本大会(Rugby World Cup 2019)の日本とのプール最終戦が中止になった場合、法的措置も辞さないと発言したスコットランドラグビー協会(SRU)に対し、けん責処分と罰金7万ポンド(約980万円)を言い渡した。

 SRUのマーク・ドッドソン(Mark Dodson)CEO(最高経営責任者)は、スコットランドが台風19号の「巻き添え被害」を受けるわけにはいかないと発言。「融通が利かない」とワールドラグビーを批判し、試合が開催されなかった場合は法的措置を検討しているとした。

 日本戦が中止になって0-0の引き分け扱いとなれば決勝トーナメントに進めないことから、スコットランドは何としても試合の開催を望んでいた。結果的に10月13日に試合は行われ、日本が28-21で勝利しプール首位突破を果たしたのに対し、スコットランドは史上2度目のプールステージ敗退が決まった。

 ワールドラグビーはこの日、独立紛争委員会がSRUのコメントは不適切だったとの裁定を下したと発表し、「日本が数十年に一度の大型台風への対応を進めている中、不公平ですべてのチームを混乱させる発言だったと強く認識している。そういったコメントは競技に対する信用を失墜させる」とのコメントを出した。

 独立紛争委員会はけん責処分と罰金に加え、SRUに「意味のある謝罪文」の提出を命じた。なお、罰金は大会の公式チャリティープログラム「チャイルド・ファンド パス・イット・バック(ChildFund Pass It Back)」に寄付され、台風被害への復興支援にあてられるという。

 これを受けてSRUは、「処分について検討している段階で、仲裁も含めてすべての選択肢を考慮する」とツイートしている。

【翻訳編集】AFPBB News

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