「水分摂り過ぎ」「足がつるのは練習不足」 高校球児論じた広岡達朗氏のコラムに批判殺到 ダルビッシュも呆然
野球解説者の広岡達朗氏が「水分摂り過ぎ」「足がつるのは練習不足」などと高校球児を論じたコラムに批判の声が多数寄せられている。
コラムは、広岡氏が週刊ベースボールONLINEに寄稿し30日に掲載されたもの。「奥川投手はマウンドで笑い過ぎる」とのタイトルだが、前半は球児たちの「水分を摂り過ぎることと、スタミナ不足」について論じている。広岡氏は、「経験のない人間に限って、体にいいからと言って水分補給を奨励する。その結果、集中力を欠くどころかスタミナがなくなってしまう」と説明。さらに、スタミナ不足と足がつることを関連付け、「実際に、今夏は試合中に足がつった選手を何人か見た。ということは、根本的な練習不足ということである」と断じた。また、暑さ対策について、「10代の若者の体力というのはそれで壊れるほどヤワではない」「人間というのは偉大なもので、『やれ』と言ったらやれるのだ」とも論じている。
現在では、様々なスポーツ団体がこまめな水分補給を推奨している。日本サッカー協会は選手・指導者向け情報として、「1度にコップ1杯以上は飲まないようにする」「少量ずつこまめに補給する」などと掲載している。足のつりに関しては、筋肉疲労のほか、発汗による水分やカリウム不足も影響しているとみられており、広岡氏の説明とは食い違いがある。
広岡氏の根性論ともとれるコラムに、ダルビッシュ有投手は「えぇぇ。。。」「笑うだけでなく水分補給までも。。」と驚きの声をTwitterに投稿。このほかにも、「流石に考え方古すぎちゃう?」「こう言う大人がスポーツ選手を壊すんだよなぁ」「純度100パーセントの濃厚なパワハラ」「21世紀なのにこういうコラムが出てくるのまじで闇」といった声があがっている。一方で、「この廣岡達朗とかいう記者、どうかしてるよ」と時代を感じさせるコメントも寄せられている。