軽快なトークで場を盛り上げた唐沢寿明(中央)

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 俳優の唐沢寿明が4日、都内で行われた、吹き替え声優を務める映画『トイ・ストーリー4』ジャパンプレミアに登壇、本作への期待をあおるにとどまらず、映画のラストを暴露したい衝動に駆られていた。この日は、唐沢と同じく吹替キャストの戸田恵子、竜星涼、新木優子、 チョコレートプラネット(長田庄平、松尾駿)、日本版主題歌を担当したダイアモンド☆ユカイも出席した。

 本作は、人間とオモチャの物語を描いた大ヒット映画『トイ・ストーリー』シリーズの第4弾。自分をゴミだと思っているお手製オモチャのフォーキー(声:竜星)とウッディ(声:唐沢)たちの冒険を活写する。

 「トマホーク唐沢です」と謎のギャグで観客の笑いを誘った唐沢は、「今回は出てくるキャラクター(の個性)が濃くて。バックグラウンドがしっかりしているので、見応えがあって楽しめると思います」とアピール。さらに「吹き替えをしていて、僕も驚きました」と本作の展開に言及。さらに「ラストは『えっ!?』という感じでした」と期待をあおると、「小さい声だったら言ってもいいのかな?」と衝撃のラストを暴露したい衝動に駆られていた。

 『トイ・ストーリー2』(1999)以来、19年ぶりに登場したボー・ピープの声を担当した戸田は、「19年が経って、わたしをちゃんと起用してくれたことに感謝したい」と笑顔をのぞかせると、「ボーはものすごい変貌を遂げました。19年の間に何があったのかなと思いますが、自分の人生と照らし合わせて観ていただければ」と観客に呼び掛ける。久々となった本作のアフレコについては「わたしは19年経って随分くたびれてきて、(物語の)展開の早さについていくのがなかなか大変でしたが、周りに引っ張られて演じ切ることができました」と振り返った。

 また、シリーズ初参加となった竜星が「オーマイガー! という気持ち」と喜びを表すと、「この作品と共に成長した」という、新キャラクター、ギャビー・ギャビー役の新木も、「唐沢さん、所(ジョージ)さん、戸田さんと声だけでも一緒にお芝居をすることができてうれしかったですし、完成版を観て、自分が物語に入っている感動がこみあげてきて、今まで味わったことのない喜びです」と目を輝かせていた。

 また、「ドッキリだと疑っていた」という長田は、「『トイ・ストーリー』ファミリーに入れてメチャクチャうれしい。うれしさが“無限の彼方”に行っています」とバズ(所ジョージ)のセリフでしたり顔。そんな相方を「みなさんが納得されているのでよしとしましょう」と評価した松尾は、「苦節14年、今までの仕事の中で間違いなく一番の大きな仕事です」と声を張り、「今年で一番の仕事なので、あとの仕事は惰性でやっていくだけです」と宣言していた。(取材:錦怜那)

映画『トイ・ストーリー4』は7月12日より全国公開