小嶺麗奈の元カレ働くサパークラブ、薬物入手に使われる「六本木ルート」
今回、田口淳之介と小嶺麗奈を逮捕した“麻取”。正式名称は『厚生労働省 地方厚生労働局 麻薬取締部』であり、警察ではない。ピエール瀧被告を逮捕したのも、同じく麻取だった。
「警察との違いは、組織の成り立ちと歴史ですが、捜査手法に大きな違いはありません。麻取も警察と同じように拳銃を持ち、逮捕権があります」
そう話すのは、元麻薬取締官の小林潔氏。今回は麻取による10年以上の内偵捜査による賜物との報道もあるが、
「そんなに時間をかけることはありません。警察より予算も組織力もないですから。基本的に麻取は、情報が入ればすぐに捜査して、逮捕できるとなれば家宅捜索をします」(小林氏)
これまでも麻取による有名人逮捕の実績は少なくない。
「'08年には、プロテニス選手と交際していた元セクシー女優を大麻で逮捕しました。'15年に小向美奈子を覚せい剤で逮捕したのも麻取でした」(スポーツ紙記者)
今回の逮捕で注目されたのが、小嶺が10年以上前から出入りしていたという六本木のサパークラブ。
「サパーとは、お酒を飲んでカラオケを歌うスナックのような店ですが、六本木や西麻布のサパーには、芸能関係者や水商売の人が仕事終わりに来て朝まで騒いでいます」(飲食業界関係者)
'08年に大麻で逮捕された総合格闘家が、小嶺と同じサパーの客仲間とも報じられており、それが“六本木ルート”と呼ばれている。
「この店は、特撮モノに出演していた元俳優で小嶺の元カレだった男性が、芸能界を引退して六本木にオープンしたサパー。今は閉店していますが、その店や小嶺の交友関係には当時から薬物などの“黒い噂”がありました」(前出・スポーツ紙記者)
こういった10年前の事件が、今回の逮捕につながったという声も。
「'17年に大麻所持で逮捕された田中聖が経営していた飲食店があった場所も六本木と隣接するエリアの西麻布。とにかく六本木から西麻布界隈のサパーには、薬物がらみの事件や噂が絶えないのです」(ワイドショースタッフ)
今後もこういった逮捕劇が芋づる式に続くのか?
「薬物は性行為のために使うもの。だから、ひとりでやる人はいない。覚せい剤だと“回し打ち”、大麻なら“回し吸い”といって、複数人でやるんです。マトリは、ものすごい数の案件を、ひとつひとつ捜査しています。警察と協力して捜査を行っており、薬物は共同して絶たねばなりません」(小林氏)
常に捜査の目は光っているということだ。