疲れた体には納豆が効く!しみじみと旨すぎる納豆グルメ6選
季節の変わり目に夏の疲れが出て、なんだかだるさが抜けないあなた!
疲れた身体にスタミナをつけて、もうひと踏ん張りしたいもの。
そんな時食べたいのが美味しくて体にもいい「納豆」。粘り強くパワーアップを!
「納豆チャーハン」(1,430円)※ランチ1,300円
粘りは少なく香りと旨みが増す!魅惑の名物「納豆チャーハン」
骨董通りの小原流会館にある名店『中華風家庭料理 ふーみん』。神宮前から南平台を経て、この地に移転して以来表参道で愛され続けている。
そんな舌の肥えた人々を虜にし続けているのが、名物「納豆チャーハン」。
職人技が成せる絶妙な味付けのバランスと、火加減、鍋振りの技術がこの味を生んでいるのだろう
チャーハンに納豆という、斬新な組み合わせでありながら、なぜかクセになる。その誕生は神宮前時代の常連客の一言からだった。
「納豆のおいしい食べ方知っている?肉と炒めると美味しいらしいよ!」という話を常連客から聞いたふーみんママは、早速試作。食べてみるとその美味しさに驚き、即メニュー化!
「挽肉と納豆炒め」からアレンジを加えていき「納豆ご飯」、「納豆チャーハン」と徐々に増えていったのだ。
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こんなに納豆の美味しさが引き出されるコツ。それは、まず卵を半熟に炒めたところに、ご飯を入れる。
お米に卵を纏わせるように炒めたら、ネギを入れて香りを出す。ネギの香りが出たら叉焼、人参、搾菜を入れて、もうひと炒め。
塩で味を調えたら、最後に納豆と青ネギを投入。最後に醤油を鍋肌に垂らして、香りを付けたら完成だ。
納豆は最後にそのまま加え、粘りを出さないのがポイント!
「豚肉の梅干煮定食」(1,100円)。梅干しを加えて1時間半ほど煮込まれる豚肉は、トロトロした食感だがさっぱりとした味わいでいくらでも食べられてしまう
定番メニューの他、旬の食材を使った料理も揃え、行くたびに新しい料理に出会えるのも嬉しい。
厨房の活気が客席にも伝わり、ついつい色々な料理を試してみたくなってしまう
ふーみんママが大切にしているのは店名の通り「中華風家庭料理」であること。毎日食べても飽きず、初めて食べたのに懐かしさを感じてホッとする…。
長年愛され続けている理由は、こういった優しい想いが全ての料理に込められているからだろう。
ミートソース+納豆って、めちゃ合うんです!
「ミートソースとナットウのスパゲティ」(1,350円)
1972年創業老舗スパゲッティ専門店の納豆スパ
1972年創業の老舗スパゲッティ専門店『ハシヤ』。同店が提供するスパゲッティの特徴は、太麺で濃い味付けであること。これは創業当時から現在まで変わることなく守り続けられている。
メニューは全部で80種類以上。季節によって旬の食材を使用したスパゲッティも登場する。
カウンター席も備え、一人で利用しやすいのも嬉しい
人気メニュー以外にも、ホワイトソースや、ミートソース系にも独自のアレンジが施されていて、訪れる度に新しい発見がある『ハシヤ』。
なかでも注目したいのは「ミートソースとナットウのスパゲティ」。こちらは隠れファンの多いメニューで、好きな人はこれしか食べない人もいるほどだとか。
フォーム状に仕上げられた納豆がなんともスムーズな舌触りを作り出し、麺をするすると口の中へ滑り込ませる。その滑らかさの中に、大豆やひき肉の食感や苦味を感じるという、なんとも画期的なレシピだ。
「生ハムサラダ」(810円)
創業当時はむき身のアサリをジンジャーまたはガーリックソースで味わうスパゲッティ、おしょう油味とその他数種類のみだった『ハシヤ』は、年々メニューを増やしていき、現在の種類に。
『ハシヤ』の魅力は、毎日来ても飽きず、新しい発見をさせてくれることだろう。
「納豆といちじくのブルスケッタ」(980円)。隠し味のハチミツが個性ある食材をつなぎ合わせる。ゴルゴンゾーラとフォアグラの2種類の味を用意
『Bistro Repos』の納豆といちじくのブルスケッタ
新宿御苑のほど近くにあるビストロ『Bistro Repos』は、恵比寿で人気の『バルコモド』の姉妹店。
同店同様に赤身の旨さに定評のある山形牛や函館直送の鮮魚など、素材にこだわる料理はそのままに、この店では骨太なビストロ料理を披露する。
ここで目を引くのが、臭くて旨いつまみ。納豆といちじくを使ったブルスケッタは、ブルーチーズなどを合わせることで、さらに臭く、一層旨く、酒を呼ぶ絶品のつまみとして人気だ。
酒との相性をとことん突き詰め、そこにしかない美味まで辿り着いた進化系つまみ。「えっ!」と驚く技あり食材を使った驚きのマリアージュ、ぜひ味わってみていただきたい。
納豆そのものもいいけど、ほかの食材に組み合わせても旨味UP
「穴子丼」。東京湾の穴子を山椒と共にふっくらと炊く
静謐な空間で和みのどんぶり『栩翁S』
キリッとした空気感の中で研ぎ澄まされた料理を供する印象が強いこちらの店で、常連客がコースの〆にこっそり!?楽しんでいるのが、意外や、ほっと一息つけるような親しみのあるどんぶりだ。
「穴子丼」は、江戸前の様相で登場するかと思いきや、意表をつくのが納豆と卵黄がのっている点。店主・重島友和氏いわく、「毎日ご馳走ばかりを召し上がっているお客様が多いのでほっとしていただきたくて」。
「親子丼」。「親子丼」は、淡路産の瑞々しい甘い玉ねぎと炙った鶏を鳳凰卵でとじる。丼は、おまかせコース(8,500円 税込)の1品として応相談
金重巖の粉引に盛られて登場するそれは、言うなれば“上品ジャンク”。一方「親子丼」は、実は重島氏自身の好物なんだそう。
穏やかな人柄に通じるような懐かしくも優しい味わいだ。
酒器は唐津・田中佐次郎氏によるもの
無駄な装飾のない空間
「筋子納豆ごはん」(680円)
青森料理『りんごの花』
青森県十和田市出身の女将・坂本さんが、東京の人に青森の郷土料理をもっと知ってほしいと元同僚と共同経営できりもりするお店。
食材は肉も野菜も9割以上青森産にこだわり、地元に還元することを目指す。
東京のお客はもちろん、青森出身の人や東京出張に来た地元人が訪れることも多く、すべてのメニューを半量半額で注文できるようにしたのだとか。
「八戸のせんべい汁」(680円)、「弘前のいがめんち」(580円)、「りんごビール」(560円)。日本酒は19ある青森の酒蔵から旬の銘柄を常時20種そろえる
お店では、地域ごとに異なる青森の郷土料理を一度に食べられるのがうれしい。
太宰治が愛した「筋子納豆ごはん」の相性は抜群。ぜひとも体験してほしい。
しみじみウマい!くせになる味!
水を一切使わず、注文ごとに日本酒のみで煮込む!
日本酒で煮込む黒毛和牛のもつ鍋と納豆グルメ!『かね萬 六本木』
本場博多の名店から暖簾分けを許されて12年。看板メニューの「もつ鍋」は、オーダーから30分、スープの追加不可。
その理由は、水を一切使わず、注文ごとに日本酒のみで煮込んでいるためだ。プルプルとした上質なもつや、キャベツとニラの味わいが際立つ。
「サガリ焼き納豆」(ハーフも可)
大きくカットされた肉と大粒の納豆、卵黄を混ぜて味わう「サガリ焼き納豆」も絶品。
ここに来たら、この〆を食べてパワーチャージして、また明日も頑張ろう!