SFアクション漫画「GANTZ」で知られる奥浩哉の同名原作を、木梨憲武×佐藤健の共演で実写映画化した『いぬやしき』が、ベルギーにて開催されたブリュッセル国際ファンタスティック映画祭にて、インターナショナルコンペディション部門のグランプリにあたるゴールデン・レイヴン賞の受賞が決定した。

(C)2018「いぬやしき」製作委員会

佐藤信介監督は2016年『アイアムアヒーロー』以来2度目の受賞となり、主演の木梨憲武は自身初の映画祭での受賞となった。現地時間10日に『いぬやしき』が公式上映されると「佐藤信介の新作に惜しみなく三つ星を与える。『アイアムアヒーロー』に続きBIFFF審査員たちをまたも魅了した」と、現地で絶賛されるなど高い評価を得ている。

今後はイタリア・ウディネ・ファーイースト映画祭(4月20日〜28日)にて、観客賞コンペ上映が決定しているほか、ブラジル、韓国、カナダ、スペインをはじめ続々と海外映画祭での上映が予定されている。

木梨憲武 コメント

日本での公開前にブリュッセルファンタスティック映画祭でグランプリ獲得とは!スゴいことになってまいりました。チーム「いぬやしき」一同大変喜んでおります。私、CG男優木梨憲武も嬉しい限りでございます。

佐藤信介監督 コメント

この度はグランプリを受賞させて頂き本当にありがとうございます。前回も「アイアムアヒーロー」でグランプリを頂きその時も非常に嬉しかったです。現在、映画の撮影中なのですが「いぬやしき」と同じスタッフでまた撮影しているので、この知らせを聞いて皆で喜んでおります。「いぬやしき」は、一人の名もない人物の活躍を描いた非常にファンタジー性溢れる作品ですが、大変な撮影の連続でスタッフと共に努力してきたので皆が本当に喜んでいます。

日本映画としては非常に限られた日数の中で、そして限られた素材を使って工夫しながら、一つ一つのカットを丁寧に全て手仕事で作ったような作品ですので、非常に思い入れのある作品ですし、なかなか普通では出来ないようなシーンを作ることが出来たと思います。世界には数々のヒーロー映画があると思うのですが、その中でも非常に例を見ないようなユニークな物語と、日本でしか出来ないような雰囲気を持ったヒーロー映画になったと思っています。この度はグランプリ本当にありがとうございます。

原作者・奥浩哉 コメント

日本でしか作れない日本ならではのエンターテイメントが海外で受け入れられて、素直に嬉しいです!おめでとうございます!

「GANTZ」などで知られる奥浩哉の同名コミックを実写映画化した本作。うだつの上がらない初老のサラリーマン・犬屋敷壱郎が、謎の事故に巻き込まれ、身体の中が未知の機械化してしまい、様々な能力に目覚めていく。犬屋敷と同じく事故で能力を得た高校生・獅子神皓は悪事に手を染めていき、やがて自分に敵対する総ての人間を殲滅するため動き出す。物語は、獅子神によって危機的状況に陥ってしまった日本を救うべく史上最弱の心優しきヒーロー・犬屋敷が立ち上がるさまが描かれる。

主人公・犬屋敷壱郎を木梨憲武が、悪事に手を染めていく獅子神皓を佐藤健がそれぞれ演じるほか、チョッコーこと安堂直行役に本郷奏多、渡辺しおん役に二階堂ふみ、三吉彩花、福崎那由他、濱田マリ、斉藤由貴、映画オリジナルキャラクター・萩原刑事を伊勢谷友介が演じる。監督を『GANTZ』の佐藤信介が務める。

映画『いぬやしき』は4月20日(金)より全国東宝系にて公開

(C)2018「いぬやしき」製作委員会

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