映画『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』スペシャル・ファンミーティングが16日、都内・TOHOシネマズ日比谷にて行われ、来日したスパイダーマン役のトム・ホランドと監督のアンソニー・ルッソが登壇。ファルコンの吹替キャストである溝端淳平とアベンジャーズファン代表として佐野岳も駆けつけた。

本イベントでしか観られないフッテージ上映に参加したファンの熱気に会場が包まれる中、ルッソ監督は「映像は気に入ってくれた?スパイダーマンの登場めちゃくちゃカッコよかったでしょ!!」と会場を沸かす。トムも「コンバンワ!!全編早く観たいよね!」と日本語で挨拶し、ファンを喜ばせた。

ルッソ監督が「『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』の後に控えている、『アベンジャーズ4(原題)』では、日本もフィーチャーされるよ!」と暴露すると、トムは「僕は何も言えないけど、監督なら大丈夫だよね!(笑)」と笑顔をのぞかせていた。

本作で、師弟関係にあるアイアンマンから、新たなスーツを託されるスパイダーマン。アイアンマン/トニー・スターク役のロバート・ダウニー・Jr.との共演に、トムは「本当に素晴らしい経験をさせてもらってるよ。彼は自分のエゴがないんだ。強く主張せず、本当に仕事熱心なプロだよ。彼と一緒に仕事ができるのは夢のような体験なんだ。ビッグブラザーのような存在だよ!」とコメントした。

ルッソ監督は、スパイダーマンを演じるトムについて「新たなスパイダーマン役を選ぶキャスティングが本当に難しかったんだ。原作コミックスのように、若々しさ・若さ溢れるキャラクターを描きたかった。彼を一目見たときからピッタリだと思っていたけれど、慎重に選ばなきゃいけないから何度もオーディションをしたよ」と明かす。トムは「なんでそんなにオーディション受けさせたんだ(笑)」とツッコミ、笑いをさらった。

最多のキャラクターが登場する本作。チームワークについて問われたルッソ監督は「とにかくチームワークは抜群!単独シリーズでキャラクターを演じてきた全員が共演するという場が、いかに貴重かをみんなが自覚している。意気揚々と嬉しそうに共演を楽しんでいたよ。誰か一人が主人公ということではない。自己主張やエゴのない、創造性と協調性に溢れる現場だったよ」と主役級の出演者が勢ぞろいした撮影現場の様子を明かした。

また、ファンから「憧れのキャラクター」について質問を受けたトムは「スパイダーマン!」と即答。4歳の頃からスパイダーマンに憧れてきたという彼は、「ピーターのすごいところはスパイダーマンであることを秘密にしていること。自分だったらすぐにインスタにアップするね(笑)力の弱い人、大切な人を守る、最高のキャラクターだよ!」と、長年の夢が叶ったことの喜びを改めて爆発させた。

イベントでは、ファルコン役の日本語吹替えキャストを務める溝端淳平と、マーベル好き“アベンジャーズファン代表”佐野岳が登場。初対面となるトムとルッソ監督に、溝端は「『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』が特に大好きで、ヒーロー映画の革命だと思っています。ヒューマンドラマとしても何度か泣いている作品の監督に会えて光栄です!」と感動しきり。

「スパイダーマンはアベンジャーズ最年少ですが、今後どのような成長をするのでしょうか?」と本作の内容に切り込む質問を投げかけると、トムは「スパイダーマンは若々しさを残すことを心がけた。アイアンマンやキャプテン・アメリカが事態の重大性を把握してる中、ピーターはすべてをわかっていなくて楽しんでいるんだ。カオスの中で若々しさを魅せたいと思ったね」と、スパイダーマンの見どころの一つを明かしてくれた。

トムとルッソ監督と出会えた喜びを、ステージ上で見事なバック宙で表現した佐野は、英語で「アベンジャーズの一員になりたい!」とルッソ監督に熱烈アピール。「敵として忍者や侍がいたらどうですか?」と提案すると、ルッソ監督は「MCUの素晴らしさは『なんでもあり』ということ。ありかもしれないね!」と、日本のファンの期待が膨らむコメント。

最後にトムが「マーベルを代表してお礼を言わせて!作品のために世界中を回っている中で、みんなから本当にたくさんの愛をもらえて感謝しているよ!ありがとう!!」と会場全体に心からの感謝を述べ、会場は再び大きな拍手で包まれた。

映画『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』は4月27日(金)全国公開

©Marvel

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