出遅れた賞金王 ここから巻き返しなるか(撮影:GettyImages)

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<ソニー・オープン・イン・ハワイ 初日◇11日◇ワイアラエCC(7,044ヤード・パー70)>

米国男子ツアー「ソニー・オープン・イン・ハワイ」の第1ラウンド、2017年の日本ツアー賞金王・宮里優作は3バーディ・3ボギー・1ダブルボギーと出入りが激しく、2オーバー116位タイに低迷。苦手とするワイアラエCCでパフォーマンスを発揮できずにこの日を終えた。
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インから出た宮里は前半11番パー4、3パットでのボギーを喫すると、14番パー4ではグリーン上で4打を費やしダブルボギー。わずか5ホールで3オーバーと、いきなり借金を背負う苦しい展開となる。その後は3バーディ・2ボギーとスコアを1つ戻したものの、帳消しとまではいかなかった。

今大会は過去3回の出場で2度の予選落ち。ワイアラエCCのバミューダ芝に泣かされ続けてきた宮里だが、今年も難グリーンに翻弄された。「もうどうしようもない感じ(笑) 狙ったところには打っているんですけど、まったく逆に行く。目が強かったり弱かったりするので迷う。やっぱり難しい」とため息をついた。

宮里の苦しみは数字にも如実に表れた。パッティングでどれだけストロークを稼いだか算出する指標「ストロークゲインドパッティング」では、出場144人中、ワースト6の139位(-2.975)に沈んだ。この指標において、トップ10でマイナスを記録している選手は一人もいない。ドライビングディスタンスが325.5ヤード、パーオン率が72.22%と他の数字は悪くないだけに、グリーンへの対応が上位進出のカギを握る。

巻き返しを図る2日目は現地時間の午前7時20分より、アウトコースからスタートを切る。「明日は天気がどうなるか分からないけど、柔軟に行きたい。朝早いスタートなので、ちょっと気持ちを切り替えて、いい流れを作れれば」と顔を上げた。

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