池上彰氏、こじるりと海外レポート「とても新鮮だった」
番組上で大きく展開されるのは、「北朝鮮のミサイル問題」と「トランプ大統領が抱える問題」の二つ。
池上氏は、番組に出演する宮崎美子と小島瑠璃子と共に11月、北朝鮮兵士の亡命があったばかりの場所・板門店（パンムンジョム）に訪れ、現地取材を敢行したという。
「私は、北朝鮮と韓国が睨みあっている板門店に、何度も行ったことがあるのですが…」と池上氏。「ここに初めて訪れる二人が、どんな感想を持つのかを注意深く見ていました。向かいあっている現場、そのピリついた雰囲気に驚いている様子、二人の反応がとても新鮮でした」と教えてくれた。
池上氏は、その他に、アメリカの白人至上主義の現場からもレポート。「指導者にも会えて、どういう理論で"白人至上主義"を語っているのかを探ってきました」と紹介。
「そこでは、日本が世界から、違った見方がされていることも是非、知って欲しいです」とも説明した。
毎年1月3日に放送している同番組。「2018年がどうなるかを調べていく番組ですが、単純に、2017年の延長線上に2018年が始まるだろうと思っています。そう考え、2017年を見ていくと、一つには、私たちのスグ身近にある北朝鮮のこと。核開発とミサイルの発射実験です。そこと睨みあっている現場は、どうなっているかを探ってきました。もう一つは、トランプ大統領が誕生して、まもなく一年。この間に随分、世界が変わりました。アメリカでは、さらに国が分断されていると聞いて、現場を見てきました」と、見どころをまとめていた。
ニュース特番『池上彰の2018年 世界を見に行く』の放送は、来年1月3日夜5時55分から。
▼ 池上氏は「テレ東、私を働かせ過ぎです」と冗談も
