眞鍋かをり「海外への女子ひとり旅は究極のアンチエイジングです!」
「海外へのひとり旅に目覚めたのは30歳のとき。これまでに約18か国26都市を回って、ピークのときには2か月に1回は行っていましたね」
そう語るのは眞鍋かをり。海外旅行となると、事前に計画して、1週間近くは滞在するようなイメージがあるけれど、
「私のひとり旅はいつも直前&弾丸なんです。突然、ロケが飛んで4連休だと知らされた日には、速攻で航空券を検索して、その日の深夜1時には羽田からロサンゼルスへ。ドイツのミュンヘンへ、『オクトーバーフェスト』の時期に本場のビールを飲みたいがためだけに1泊3日で行ったことも。滞在時間、24時間あったかな(笑)」
抜群の行動力をみせる眞鍋は、数日間の旅行でも「ホテルは、あえて最初の1泊しかとらない」場合も多いそう。
「いくら下調べをしても、海外って日本以上に“宿泊先がやたら治安が悪かった”“部屋のお湯が出ない!”とか、“この周辺の観光、もう飽きたな(笑)”とかいうリスクがつきもの。そんなときに自由にプランを変えて動くためにも、ホテルは現地で探すのも手です」
5日間、滞在するつもりでギリシャのアテネに旅立った際は、予想以上にコンパクトな街に、2日目で「おなかいっぱいに」。翌日のホテルは決めていなかったため、急きょサントリーニ島への1泊旅行を決行!
「これまでの旅先の中でも抜群に景色がよかったです。真っ青な空とエーゲ海に建物の白さが映えて、ウットリ。しかも、12月末の海で泳げないオフシーズンに行ったので、ほかの観光客に邪魔されることなく絶景をひとり占めできました」
ホテルの値段も、繁忙期の半分以下だったという。
「“ハネムーンスイート”という最上級のお部屋が約2万円。“エッ、君、ここにひとり!?”って受付で茶化されましたけどね(笑)」
回数を重ねるうちに、ひとり旅を充実させるコツも身につけた。
「使いそうな現地の言葉を10個ほど覚えていくこと。“お願い”とか“おいくら?”とか、好物のメニューとか。向こうもうれしいのか、親切に接してくれますよ。でも、続けて高度な会話をふられることが多いから、“理解できません”も覚えておくのがミソ」
子どもも授かり、最近はほとんど行く機会もないと話すが、「ひとり旅での思い出は宝物」という眞鍋。
「ひとり旅って、究極のアンチエイジングだと思うんです。子どものころ、自転車で隣町まで行っただけでもドキドキ、ワクワクしませんでしたか? あの感覚を思い出しました。“初めて”の連続に刺激を受けて脳も身体も活性化する体験、大人になったら、なかなか味わえないですよね」
かをり’s ベストスポット3
◎シンガポール
「多民族国家なので、街ごとに特色が違うんです。道行く人がサリーを着ていて『タージマハル』みたいな廟もあるインド通りや中華街、アラブ街など、一気に何か国も旅した気分に! ショッピングスポットも多いんです♪」
◎ハワイ
「ひとり旅で選ぶイメージがなかったけれど、 マンツーマンでサーフィンを教わったり、日本未上陸のパンケーキを食べ歩いたりと、おひとりさまでも退屈せずに過ごせました。現地には日本人も多いから、言葉で困ることも少ないですよ!」
◎スイス
「ぜひ電車旅をしてほしいです。車窓からの景色、“全部、ハイジの世界じゃん!!”って大興奮間違いナシ。ちょっと贅沢して一等車に乗って、赤ワインでも片手に移りゆく風景を眺めるのもいいですね。日々の疲れを忘れられます」
<プロフィール>
1980年生まれ、愛媛県西条市出身。横浜国立大学在学中からタレント活動を始める。その後、バラエティーやニュース番組への出演、執筆など幅広く活動。好物はチーズとワイン