ツイッターを主戦場に、「非公認」キャラのトップを目指して活動する「浦ヤスシ」をご存知だろうか。

リーゼントに細い眉、鋭い目つきと言う古き良きヤンキースタイルを残した横顔しか公開されていないが、ツイッターでは千葉県浦安市の情報やあるあるネタを投稿し、浦安市を舞台に独自のイベントを開催してきたという猛者だ。そんな「浦ヤスシ」本人に直接コンタクトを取り、これまでのこと、そして将来の展望を聞いてみた。


浦安市の非公認キャラ「浦ヤスシ」とは?(画像はツイッターから)

市内でバッジ探しイベントを敢行

千葉県浦安市。ディズニーランドがあり、千葉県のゆるキャラ「チーバくん」の体で言うと舌に当たる場所だ。


確かに形はそのまま(画像はグーグルマップのスクリーンショット)

そんな浦安市の形と名前から非公認キャラの浦ヤスシが生まれたのは2013年6月12日のことだった。当時話題沸騰中だったとあるキャラに触発されて立ち上がったのだという。

「ふなっしーにあやかったご当地キャラを作りたかった」

その思いから動き出した浦ヤスシだが、活動を続ける中で徐々に、浦安市の魅力を発信していくことや、市内の本町、元町、新町の住民の意識の違いを解消することを考え始めたという。

また、活動を始めるきっかけとなった「ふなっしー」を「先輩」と呼び慕っている。

4年以上にもなる活動の中で、最も力を入れて取り組んだのは缶バッジの捜索イベントだという。

当時のイベントの様子は、浦ヤスシ自身がTogetterにまとめている。多くの人が参加し、浦ヤスシが投稿したツイートの画像をヒントを元に、浦安市内に隠されたオリジナルバッジを探し出した。こうしたイベントは、浦ヤスシ自身が「他にあまり事例がない」といい、

「当初は缶バッジを作成したものの販路が確保できておらず、話題を集めるために浦安市内全域を使った探索イベントを企画しました」

と、一種の苦肉の策のようなものでもあったと明かした。しかし、結果として、その独創性とリアルタイム性は多くの人を惹きつけることとなった。

また、それ以降も様々なバッジを作成しており、かなりの種類が存在するという。

そんな浦ヤスシの目標はいくつかあるが、その内の1つは

と、千葉県の「チーバくん」と同じように、浦安市民が自身の顔のどのあたり、という風に説明に使われることだという。

なお、現在はバッジとツイッター上の存在だが、今後着ぐるみを作った際には、浦安市内にランダムに現れたい、と将来の展望を語った。