[ドデスカ!‐名古屋テレビ]2017年7月14日放送の「竹田のイマネタ!」のコーナーでは、犬山城のしゃちほこの落雷被害について紹介されました。

犬山城(Yamaguchi Yoshiakiさん撮影、flickrより)

落雷の恐れがあるときは車か建物の中へ

12日、国宝犬山城天守のしゃちほこが破損しているのが見つかりました。原因は落雷と見られています。12日は午後3時から5時の間で、犬山城を中心に半径50kmでおよそ3500回の落雷が観測されました。

犬山城のしゃちほこは高さ約1.2メートルのかわら製で、約50年前の大工事に合わせて復元されたものです。被害があったのは木曽川方面のしゃちほこで、縦に割れていました。

落雷研究の第一人者である中部大学電気システム工学科の角(すみ)紳一教授は「雷はかわらを破壊する威力を持っています。あの程度の事故は起こり得る。雷は気圧配置が不安定な時に起こりやすく、夏になる境目の時期は多くなります」とお話されました。

角教授によると9月までは落雷に注意が必要で、落雷の危険があるときは車の中や、鉄筋や鉄骨が入っている建物の中に避難すること。建物や車がなく木が近くにある場合は、木の枝から4メートル以上離れ、しゃがんでつまさき立ちをするか、くぼみに身を潜めることをおすすめされました。

木の近くに避難すると、落雷したときに枝から人に放電する可能性があるというのは知りませんでした。まだまだこれから落雷のシーズンが続くので、適切に身を守ることが大切だと思いました。(ライター:moca)