武井咲が『黒革の手帖』で“銀座のママ”を熱演「悪女にはなるのは気持ちいい」
この夏、武井咲(23)が“悪女”になる──!?
「こんなに気持ちのいい役は、なかなかないと思うのですごく楽しみです!」
松本清張が残した不朽の名作『黒革の手帖』が、7月20日より放送スタート。これまで何度も映像化された作品で演じる原口元子は、派遣社員として勤めていた銀行から、1億8000万円を横領し、まんまと銀座のママへと華麗に転身する女性。
「もし私が今、1億8000万円を手にしたら……。想像するのが難しいですけど、両親のために家を建てたいかな。自分のためにそんな大金は使えないです、私はケチなので(笑)」
夜の銀座で生きる役に、
「これまでクラブという場所には1度も行ったことがないのですが、本物の“ママ”を見て、おもてなしの精神を学んでいきたいです。ドラマでは銀座の街に渦巻くいろいろな欲望が描かれているので(笑)、そんな世界で生きられる時間を大切にしたいですね」
着物を着たときの歩き方や座り方、姿勢といった所作には心がけたいと意気込む。『黒革の手帖』といえば、2004年に事務所の先輩である米倉涼子が演じたことも記憶に新しい。
「もちろん、米倉さんの作品も拝見しました! “派手で悪い女”というのが、いい意味ですごくお似合いでキラキラしていて。米倉さんにも“一生懸命やらせていただきます”と、ご連絡しました」
何を言われても平気
『黒革の手帖』『ドクターX 〜外科医・大門未知子〜』など、これまでもヒット作を多く手がけてきたプロデューサーから言われたひと言で、元子という役に共感する部分も。
「“嫌われてもあまり気にしない女性”だと聞いたんです。私も、あまり周りにどう思われていても気にしないタイプなので、やたら共感してしまいました。もちろん、嫌われない人生のほうが幸せだと思いますけど、取りつくろう必要はないかなって。私には、いつでも家族がいる。だから何を言われても平気です」
見どころのひとつとして女同士の戦いにも注目してほしいと話す。
「ドロドロした戦いは、結構、体力がいるなというのを実感しました(笑)。今まで言ったことのないようなセリフも、思いっきり言わせていただいてます!」
ちなみに、リアルでそんな経験って……?
「このお仕事を始めてからはないです!(笑)。思い出せるのは、小学生のころくらいかな? 前の席の子と、ふざけあってちょっとしたバトル……くらいはあった気がしますね(笑)」
こんなやりとりも──
ふだん手帖を使う習慣はありますか?
「手書きの手帖はいいものだと思います。……けど、私はスマホに頼っちゃうことが多いですね(笑)。字を書く機会が減ってしまっているので、たまに書くと、自分の字のクオリティーに“あれ? もっとうまく書けた気がするのにな”って(笑)」
自分のお店をオープンするなら……。
「子どもがいっぱい集まってくれるような、駄菓子屋さんがいいです! 私は“たません”が好きでした。焼きそば入りだともっといい! 店名は……『武井商店』なんて渋めの名前でどうですか?」