森且行、新調したレース用ヘルメットに込められたSMAPへの熱き想い
「森クンが辞めるって言ったとき、中居クンが僕に“解散しようか?”と言ったのが、(解散危機)1回目です」
香取慎吾がそう話したのは、'14年7月26日から27日にかけて放送された『FNS27時間テレビ』(フジテレビ系)だった。それから2年半後、危機は“現実”となってしまった。
森且行は'96年5月いっぱいでSMAPを脱退し、翌年7月にオートレーサーとしてデビュー。つまり今年'17年は、森のオートレーサー20周年となる。そんな年に、彼はSMAP在籍時と変わらない愛をファンに示してくれた。
「森クンは7月13日から始まった『キューポラ杯』用に、レースに使うヘルメットを新調したんです。そのヘルメットはキラキラとした装飾のきれいなもの。SMAPの象徴といえる星のマークに、星の中には青・赤・黄色・ピンク・緑の色が光る装飾が施されていました」(レースを観戦したファン)
その5色はSMAPのメンバーのイメージカラー。リーダーの中居正広が青、木村拓哉が赤、草なぎ剛が黄色、稲垣吾郎がピンク、そして香取が緑だ。
「森クンはデコレーション業者に自らデザインを発注したそうです。業者との打ち合わせの際に、いちばんに“このデザイン”にしてほしいというメモ書きを渡したそうです」(前出・観戦したファン)
森はレース前の7月6日、20周年記念のファンミーティングを開催。
「ファンミーティングでは、新調したヘルメットを披露してくれました。しかもそのときに着ていたTシャツも星柄。星型になったラインストーンはなんと自分でつけたとか。何があっても、いつまでもほかの5人のメンバーと一緒だという森クンのメッセージだったのだと思います!」(イベントの参加者)
森は13日、満を持してSMAP仕様のヘルメットを着用して、『キューポラ杯』の予選に出場したのだが、
「SMAPファンの女性も駆けつけ、新ヘルメットを着用しての初めてのレースだったのですが、8人中6位とふるわず、残念ながら予選落ちでした。最近は、本番前の試走ではいいタイムを出すのですが、本番の調子がよくないんですよね……」(前出・観戦したファン)
また、普段から森のレースを観戦しているオートレース愛好家は彼について、
「今までずっとオートレーサーとしてのランクはいちばん上のS級だったんだけど、今季はその下のA級に落ちちゃったんだよ。4年くらい前までは強かったんだけどねぇ。彼のキャリアの中で今がいちばん不調な時期なんじゃないかな?」
結果が何位だろうと、森は今後のレースでもSMAPヘルメットを使い続けるだろう。
「中居クンは、解散騒動の前までは、ときどき観戦に来ていましたよ。いつもVIP席を取っていましたね。きっと森クンも、そんなふうに自分が脱退した後も気にかけてくれた彼にヘルメットを見せたいという思いもあるのではないでしょうか」(スポーツ紙記者)
森は今も昔も、そしてこれからも永遠に“6人目のSMAP”であり続ける。ファンにとっても、そして森自身にとっても─。