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バッグブランド「サマンサタバサ」が女性人気No.1に輝いたという最新調査がありますが、あなたはもらってうれしいですか? それとも素直に喜べないタイプ?

彼が王道ブランドをプレゼントに選んでしまったことで、2人の心に溝ができるカップルもいるみたいです。名付けて「サマンサの危機」。その原因は何なのでしょうか?

ヴィトンやグッチより欲しい!サマンサタバサの絶大な人気

ファッションに対する意識が高い男性でない限り、女性の間でどんなファッションブランドが人気なのか、自分の彼女がどんなブランドに憧れを抱いているのか、よくわからないのがフツーです。

そんな男性が頼れるものといえば「データ」です。ネオマーケティングが2017年3月に18歳から35歳の女性1000人を対象に行った調査では、「デートで使いたいバッグブランド」トップ3は次のようになりました。

1位 サマンサタバサ 23.2%
2位 ケイトスペード 15.9%
3位 ミュウミュウ 10.8%

ルイ・ヴィトンやシャネル、グッチなどを抑えて、「国内ブランドが1位に輝くなんて、海外高級ブランド志向だったひと昔前とは時代が変わったんだな」などと記者は思うのですが、ファッションに興味のない男性は、きっと「サマンサタバサとは」とネット検索することからスタートするでしょう。

そして、ビヨンセやミランダ・カー、AKBの板野友美や指原莉乃が専属モデルに起用された記事を発見しては、王道ブランドであることを実感。「とりあえずサマンサタバサのバッグをプレゼントに選べば間違いない!」と確信するはずです。...しかし、そう確信する前に一歩立ち止まったほうが賢明かもしれません。

サマンサタバサが似合う年齢って?

実は、彼氏にサマンサタバサをプレゼントされて微妙に笑顔を引きつらせる女性もいるようなのです。

ガールズちゃんねるでは、「25歳でサマンサのバッグってどう思いますか?」と題されたトピックスが、

「彼氏に誕生日プレゼントでサマンサのバッグを頂きました。サマンサってもう少し若い女の子が持ってるイメージで、しかも画像のような派手なピンクです。でもせっかくプレゼントしてくれたので使いたいですがバッグだけ浮きそうです」

というコメントで始まっています。

これには、

「なんで彼氏とかって彼女の趣味とかわかってないんだろー。 女=ピンクとか 女=ハートとかおもってるよね! 私なら使わない」

というトピ主に賛同するコメントもあれば、

「サマンサって最近のやつ結構なお値段するから主の彼氏さんは奮発したんじゃないかな?」

という彼氏の気持ちに立ったコメントもあり、700を超える賛否が集まりました。

中でもトピ主の「もう少し若い女の子が持っているイメージ」という言葉に反応して、

「25才、まだまだ若いよ、大丈夫」
「40歳ならさすがに、アレって思うかもしれないけど」
「10代にはなかなか買える値段じゃないと思うよ」

など、年齢に関するコメントが多い印象です。

先ほどのアンケート調査を詳しく見てみると、どの世代でも人気No.1である事実は変わりませんが、専門学生・大学生の30.4%、20代の23.0%、30代の16.4%が支持しており、確かに若い年齢ほど支持率が高いことがわかります。就職したり、25歳、30歳といった節目の年齢をすぎたりすると、サマンサタバサを「卒業」する女性が増えるようです。

また、年齢が若くても「女はサマンサタバサが好き」と決めつけられることを嫌がる女性もいます。

「大勢と一緒にしないで」という女心

プレゼントをもらってビミョーな関係になる「サマンサの危機」は、実はサマンサタバサだけに限りません。記者の記憶では過去にも、ティファニーのネックレスやバーバリーのマフラーなどで似たような現象がありました。どれもギフトとして大人気だったものばかり。

もしかすると「大勢の女性が好きなんだから、とりあえずこれならOKでしょ。キミも好きでしょ?」という簡単な回答の出され方がうれしくないのかもしれませんね。「他の女の子と一緒にしないで!」という気持ちです。

こういう女性にとって「私の趣味を知ろうとしてくれた」「私に似合うものを探し回ってくれた」という彼の努力が何にも代えがたい最高のプレゼントになります。

でも、彼が探し回って見つけてきたもので、本当に喜べるかどうかは別の話。これって、男性の立場に立ってみると、答えがわからない難問です。サマンサの危機を回避するには、日ごろからどんなブランドの何が欲しいと、はっきり彼に伝えた方がいいでしょう。

「欲深いと思われたらどうしよう...」と気が引けますが、少なくともプレゼントをもらった瞬間に、素直な笑顔で感謝できますよね。