河北省承徳市、駅前のカラオケバーにてガス爆発(出典:http://www.tubenews.net)

写真拡大

これがガス爆発の怖さ。ガス管やボンベなどの交換作業は、安全確認が完了するまでどのプロセスも決して手を抜いてはならないのだ。中国・河北省からショッキングな事故の映像が流出し、大きな話題となっている。

【この記事の動画を見る】

河北省承徳市で17日、あるカラオケバーの建物がガス爆発で吹き飛んだ。街頭に設置された監視カメラがキャッチしており、爆風が灰色の煙とともに四方八方に色々なものを吹き飛ばした様子が見て取れる。この事故により店の従業員2名が負傷。通行人に怪我はないがバスと車それぞれ1台がダメージを受けた。近代的な商業ビル、ホテル、大型駐車場、バス停などが確認できるその現場。時間帯が違ったら負傷者の数はこの比ではなかったであろう。ガス漏れがあったとみて原因調査が進められている。

ガス爆発事故の原因にはゴム管が痛んでいたという事例も多いが、それに至るまでの原因は様々である。台湾・新北市のある家庭で発生した事故の原因はペットのウサギがゴム管を噛んだことにあった。妊娠8か月の女性が負傷したほか、爆発で窓ガラスが割れて下の車道にも飛び散ったという。

同じく新北市では、線香屋を舞台に大規模なガス爆発事故が起きたことがある。4人死亡、38人重軽傷、店舗ほか住宅4棟が全壊、7棟が半壊、車4台が全壊、10台が半壊と被害も大きく経営者の家族も死亡した。長男は爆風で30メートルも飛ばされたほか、白骨化するほど激しく燃えた遺体も見つかった。搬入作業にあたっているトラックが積んでいた打ち上げ花火への引火も一因とされたが、違法販売の爆竹を大量に隠し持っていた疑いもあるという。

また結婚式の最中にガス爆発が発生したのは北オセチア共和国の首都ウラジカフカス。子供を含む招待客約50名が重傷を負い、数名が病院に搬送された。結婚式では大量の肉を焼いて振る舞うのがこの地域の伝統であるが、そこで爆発が起きたという。

こちらはYouTubeに“CCTV: Karaoke bar explodes in Chengde, N China”というタイトルで投稿された、このたびのカラオケバー爆発事故の動画である。

出典:http://www.tubenews.net
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)