北海道日本ハムファイターズ・大谷翔平のWBC不参加が決まった。

昨年痛めた右足首の回復が万全ではないとして、一時は投手としての出場のみを辞退するという話も伝わっていたが、侍ジャパン・小久保裕紀監督は「100％で動けない選手を預かるリスクを考えた時に、とても無理させられる状況ではない」と大谷抜きでの戦いを決断。大谷本人も「今は目標を見失っている」と苦しい胸の内を明かした。

すると4日放送、テレビ東京「SPORTSウォッチャー」では、野球解説者・中畑清氏が大谷のWBC不参加に言及。投打のキーマンとして期待された大谷が抜けた侍ジャパンのオーダーを考えた。

まずは三角骨障害と言われる大谷の負傷について、中畑氏は「今の状況考えたら変に練習を継続して続けたとしても不安だよね。完治させることをまず最初に選択して、治療に専念させるべきじゃないの」と切り出すと「故障を引きずって絶対いいことない」と訴えた。

また、打者・大谷の出場もなくなった今、「クリーンナップには必ず大谷が入っているというイメージがあった」という中畑氏は、「一つの柱がなくなったということは繋いで繋いで何とか1点を取りにいく。出塁を第一に考えていく。そういうオーダーを考えてみる必要がある」と自身が考える以下のオーダーを発表したが、「採用されないでしょう」と自虐的に苦笑い。それでも同氏は「みんなでカバーしようって一つの合言葉になるんじゃないの。一つにまとまりやすい環境になる」とポジティブに捉えた。

●中畑氏の考えるオーダー
1　坂本勇人（遊）
2　青木宣親（右）
3　山田哲人（二）
4　筒香嘉智（左）
5　内川聖一（DH）
6　中田翔（一）
7　松田宣浩（三）
8　小林誠司（捕）
9　秋山翔吾（中）
-　菅野智之（投）