南イタリアのアマルフィ海岸。

イタリアで屈指のリゾート地として名を馳せているアマルフィ海岸は、ソレントからサレルノまで続く海岸線で、1997年にユネスコの世界文化遺産にも指定されています。

海岸線の斜面に張り付くように小さな町が点在しているそのパノラマ絶景は、ため息がでるほど魅力的。

吸いこまれるような魅惑のエメラルドグリーンと深い青のグラデーションが美しいアマルフィ海岸に憧れ、世界中の観光客や著名人が訪れます。

アマルフィ海岸線の中心にあるポジターノ。海岸沿いの断崖絶壁から見える景色が美しく、ドライビングコースとしても人気です。

入り組んだ険しい道が続き、場所によっては一方通行になっているほど細い道となっているので運転するときは注意が必要。

対向車線から車が来るのが見えないので、カーブを曲がる時はクラクションを鳴らして合図をします。車やバスで行く場合は、車内は揺れるので酔い止めの薬があると便利かもしれません。

景観が素晴らしい、高台のホテルから望む海アマルフィ海岸。アマルフィ海岸を見ながら ゆっくりと滞在できるホテルや休憩所もあります。

カプリ島に続き、ポジターノはレモンの栽培で有名。

途中レモンを販売しにきているトラックも見かけるほどです。

かつて海洋都市国家として繁栄したアマルフィの市街は、通年観光客で賑わっています。

アマルフィ最大の見どころは、町の守護聖人である “聖アンドレア” を祭ったアマルフィ大聖堂。

アマルフィのランドマークといえるアマルフィ大聖堂は、9世紀頃建設されました。

7回におよぶ改修がなされており、様々な建築様式が混在しています。

教会正面のファサードは1891年に改装され、アラブ風の連続するアーチが印象的。真っ白な回廊と灰のコントラストがオリエンタルな雰囲気を漂わせています。

美しい天国の回廊は、13世紀に、上流階級層の墓地として増設されたもの。

日の傾きによってアーチから差し込む光が、とても神秘的。

四角に囲まれた美しい中庭は、13世紀最上流階級市民の墓地として造られました。

ローマで代々芸術家だったコズマ一族から技法名がついたと言われている、コズマ風モザイク装飾。

イタリアの大聖堂でよく見られるモザイク装飾です。

ドゥオモの内部は18世紀に改築されたバロック様式。現在もミサで使われています。

地下には町の守護聖人聖アンドレアが祀られていて、クリプタには聖人の遺骸も納められています。

大聖堂の階段下は、ドゥオーモ広場。オープンテラスやお土産屋さんが多く立ち並び、観光客でとても賑わっています。

イタリアにはバールと呼ばれるカフェが数多くあります。

たくさん立ち並ぶカフェで、エスプレッソやカプチーノを飲んでいると、時折現地のイタリア人と陽気な会話を楽しむこともできるでしょう。

世界一美しい場所と称されるアマルフィ海岸で、南イタリアの太陽を浴びながら町歩きを楽しんでみていかがでしょうか。

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