たくさんの見どころがあるパリ。初めてパリを訪れる方は限られた滞在時間のなかでどこを見るべきか迷ってしまうのではないでしょうか。

そこで、初めてのパリ観光で絶対に見逃せない必見スポット7つをご紹介します。

1.ルーブル美術館

美術品に特別な関心があろうとなかろうと絶対に行くべきなのがルーブル美術館です。「モナ・リザ」や「ミロのヴィーナス」といった誰もが知る至高の美術品が見られるのはもちろんのこと、シャルル5世からルイ14世の時代まで歴代国王の宮殿だった豪華絢爛な建築は圧巻。

もはや美術館の域を超えているルーブル。美術品にそれほど興味がない人でも、建物自体の美しさとその広大さ、膨大なコレクションの数々には感動せずにはいられないはずです。

ルーブル美術館はパリでも一、二を争う人気の観光スポットなので、朝一番、極力開館時間よりも前に到着しておくことをおすすめします。

2.パレ・ガルニエ(オペラ座)

オペラ地区に位置する旧オペラ座、「パレ・ガルニエ」は世界一美しい劇場のひとつ。人気の観光スポットであるだけでなく、いまだオペラ座としても現役。小説をもとにしたミュージカル「オペラ座の怪人」の舞台としても知られています。

舞台を思わせる壮大な大階段や、豪華絢爛な大広間「グラン・ホワイエ」など、一歩内部に足を踏み入れれば夢のような空間が広がっています。

3.ノートルダム大聖堂

パリでもっとも有名な教会であるノートルダム大聖堂。パリ発祥の地であるセーヌ川の中州・シテ島に立つ初期ゴシック様式の傑作です。

天に向かってまっすぐにそびえる端正な塔や外壁を彩る精巧なレリーフの数々は必見。大聖堂内部では花びらのようなステンドグラス「バラ窓」の美しさに息を呑むことでしょう。

日中には入場待ちの行列ができるほどの人気なので、混雑を避けるために朝早く行ったほうが大聖堂本来の厳かな魅力を味わえます。

4.凱旋門

パリの重要なランドマークである凱旋門は誰もがテレビや書籍などで目にしたことがあるはず。高さ50メートル、幅45メートルの門を目の前にするとその迫力に圧倒されます。

凱旋門の屋上テラスからは360度のパノラマが望め、凱旋門を中心に放射状に広がる12の大通りが見渡せます。世界に名を馳せるシャンゼリゼ通りやエッフェル塔の風景を楽しんではいかが。

5.エッフェル塔

建設当時には「醜い」との批判もあったものの、いまや誰もが認めるパリのシンボル、エッフェル塔。やはりパリ滞在中に一度はその姿を近くで見ておきたいものです。

パリには高い建物が少ないため、必ずしも塔にのぼって景色を見る必要性はありませんが、旅の記念にお気に入りの一枚を撮影しておきましょう。

なお、塔に入場したい場合には事前にウェブサイトで日時指定の入場券を予約購入しておくのがおすすめです。

6.サクレ・クール聖堂

パリでもっとも高いモルマントルの丘にそびえる白亜の聖堂、サクレ・クール。その清らかで荘厳なたたずまいは他にはない存在感を放っています。外観のみならず精巧で色鮮やかなモザイク画をはじめとした内部の装飾も美しく、侵しがたい神聖さを感じさせます。

普仏戦争やパリ・コミューンで犠牲になった市民を慰霊するために建てられたというだけあり、まるでパリの街を優しく見守る母のような慈悲をたたえています。

7.サント・シャペル

ノートルダム大聖堂と同じくシテ島にある礼拝堂。ルイ9世がキリストの聖遺物を納めるために築いたもので、1248年に完成しました。

一番のハイライトは何といっても王とその側近のための礼拝堂だった上層礼拝堂のステンドグラス。礼拝堂の壁のほぼ一面がステンドグラスで覆われており、その光景はさながら巨大な万華鏡。まばゆいばかりの光と色の競演はいつまでも眺めていたくなる素晴らしさです。

今回ご紹介したこれら7つのスポットは初めてのパリで必ず訪れたい場所。

加えて、美術品に興味がある人なら、印象派絵画の名作がそろうオルセー美術館や、モネの「睡蓮」の世界を味わえるオランジュリー美術館なども見ておきたいところ。

教会が好きな方には、オペラ地区のマドレーヌ教会やサン・ジェルマン・デ・プレ地区のサン・シュルピス教会も見ごたえがあっておすすめです。

また、歴史好きな方にはマリー・アントワネットが幽閉生活を送ったコンシェルジュリーやナポレオンの墓があるアンヴァリッドなどが興味深いはず。

好みや関心に合わせて追加するスポットを選んで自分に最適なプランを見つけてくださいね。

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