富山県の人気観光スポットである黒部ダムでは、2016年6月26日から観光放水が開始される。高さ186mから毎秒10トン以上が放水される様子は圧巻。午前中に日が差せば、虹がかかって幻想的な景色が見られる。


運が良ければ虹が見える

４つのおすすめ観覧スポットからは、黒部ダムの雄大な景色と共に、それぞれ違う放水の見どころが。都会の喧騒から離れて山の景色や緑の美しさを堪能できる。

ダム展望台は黒部ダム駅から220段の階段を登ったところにあり、標高1508mの展望台からは立山連峰をはじめ、北アルプスの大パノラマを望める。

放水観覧ステージは黒部ダムレストハウス前からバリアフリー通路になっており、車いすやベビーカーの利用者も、えん堤とほぼ同じ高さから迫力の放水を楽しめる。

新展望広場は大迫力の放水を最も近い位置で見られる。1.5m以上のバルブから出る毎秒10トン以上の放水をほぼ真横から見ることができる。

全長492mのダムえん堤からは放水を真上から眺められる。186mという日本一高いダムのえん堤から眺める放水は壮観。


別の場所から見ると違った魅力が

景色を楽しんだ後は富山の絶品グルメを堪能。「富山湾の宝石」といわれる富山湾の白海老を使った「白海老から揚げ丼」（ホテル立山）、「みくり丼」と「サーモン丼」（みくりが池温泉内）、「黒部ダムカレー」（黒部ダムレストハウス）、「雲海丼定食」（弥陀ヶ原ホテル内）など個性豊かなグルメがたくさんある。

周辺の観光スポットには、平均標高1448mの黒部湖を約30分かけて周遊する「黒部湖遊覧船ガルベ」や、星空観賞会やご来光ツアーが楽しめる立山黒部アルペンルート内の最高地点・室堂にある「ホテル立山」などがある。

観光放水は6月26日から10月15日まで実施される。放水時間は期間によって異なるので要チェック。

黒部ダムまでのアクセスは、富山地方鉄道電車（電鉄富山-立山駅）65分、立山ケーブルカー（立山駅-美女平）7分、立山高原バス（美女平-室堂）50分、立山トンネルトロリーバス（室堂-大観峰）10分、立山ロープウェイ（大観峰-黒部平）7分、黒部ケーブルカー（黒部平-黒部湖）5分、徒歩約15分となっている。