スペースXに先駆けてロケットの着陸と再利用に成功している、民間宇宙開発企業のブルー・オリジン社。アマゾン創設者のジェフ・ベゾスが率いるこのブルー・オリジンが、NASAと新技術の輸送について契約を交わしたことが公開されました。
 
この計画はNASAのフライト・オポチュニティ・プログラムの一環として行なわれます。これは企業や政府、大学によって開発された宇宙関連技術を宇宙空間で実証するというもの。また新技術の輸送のために、宇宙へと物資を打ち上げ可能な輸送手段が必要とされていました。
 
ブルーオリジンは他の5社と共に、技術の宇宙への輸送任務を担当することになります。その他に選定されたのは宇宙旅行などを手掛けるヴァージン・ギャランティック社や、World View Enterprises社などです。
 
現在、ブルー・オリジン社は再利用可能なロケット「ニュー・シェパード」と宇宙船による宇宙旅行ビジネスを計画しています。同社の宇宙旅行ビジネスは2018年の開始を予定しており、もう遠い未来の話ではありません。物資の輸送に観光にと、宇宙開発がますます忙しくなりそうですね!
 
Image Credit: Blue Origin
■Blue Origin partners with NASA to transport new technologies to space
http://www.theverge.com/2016/6/2/11845782/blue-origin-new-shepard-rocket-nasa-transport-space?utm_source=rss&utm_medium=rss