今一番盛り上がっている、ドローンとVRが素晴らしい出会いを果たしました。フランス企業のDrone Voltが発表した360度映像の撮影が可能なドローン「Janus 360」は、上下に2本の腕を持ち合計10個のカメラを搭載するという気合の入ったシステムです。
 
これまでもカメラを搭載したドローンは数多く登場してきましたが、それらはドローン本体に遮られられるために360度映像の撮影が難しいという問題がありました。しかし、Janus 360は上下の腕に10台の「GoPro Hero 4」を搭載することによってその問題を解決しています。
 
Drone Voltで社長を務めるDimitri Batsisis氏は、「このドローンの特徴はプロペラや着陸装置に邪魔されることなく、空を含めた360度映像が撮影できることです」と語っています。そういえばドローンによる空撮では、これまで前方や下方の映像ばかりでしたもんね。そこに「空」という要素がくわわれば、さらに素晴らしい空撮映像が撮影できることでしょう。
 


 
Janus 360の飛行時間は約15分。また撮影した動画は150GBのストレージに保存したり、あるいはHDクオリティで配信することも可能です。ドローンの本体サイズは50cm☓50cm☓40cmで、重量は600グラム。価格や発売日は未発表となっています。
 
搭載したGoProカメラの台数などを考えるとかなりお高そうなシステムになりそうですが…、ぜひ撮影した映像を見てみたいと思います。
 
Image Credit: Drone Volt
■Janus 360 drone shows two heads are better than one
http://www.gizmag.com/drone-volt-janus-360-record-360-degree-video-vr/43324/?utm_source=rss&utm_medium=rss