以前にも水中で長期間待機できるドローンをご紹介しましたが、すでにその有用性には軍関係者も目をつけていたようです。アメリカ海軍は複数の小型ドローンを導入し、海中などの水中から空中に射出する新たなプランがあると海外メディアが報じています。
 
「Blackwing」と名付けられたこのドローンは、潜水艦や無人の潜水器の3インチほどの穴から射出されます。またこのドローンは有線で通信をしたり、さらには武装するアイディアもあるとのこと。武装ドローンが潜水艦から飛び出す…まるでボンド映画か何かのようです。なお、ドローンの開発を行なうのはAeroVironment社となっています。
 
海軍がドローンを導入する理由としては、やはりコストの安さがあげられます。貴重な人員を危険に晒すことなく、監視やさらには攻撃まで可能なドローンは以前より軍事用途への利用が期待されてきました。Blackwingはカメラや赤外線センサー、GPS、通信ユニットを搭載し、1時間以上飛び回ることができるとしています。
 
リチャード海軍少将は、「150の小型無人航空機を導入する予定だ」としています。「これはパワーポイント上の計画などではなく、さらに現行の計画に加えて21インチの魚雷発射管を無人機の射出に使うこともできる」とのこと。ドローンのイノベーションによって、私たちの生活だけでなく戦場の姿も変わろうとしています。
 
Image Credit: gizmag
■US Navy’s Blackwing drones launch from underwater
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