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ジェーシービー(JCB)は2月22日、2015年版「クレジットカードに関する総合調査」の結果を発表した。調査期間は2015年11月、有効回答は20〜60代の個人3,500人。

○ポイントやマイルをしっかり貯める傾向に

クレジットカード保有者1人当たりの平均保有枚数は3.2枚、平均携帯枚数は2.0枚と、ともに前年度比0.1ポイント減少。保有枚数の割合をみると、前年度2位だった「2枚」が23.7%と最も多く、次いで「1枚」(前年度1位)が23.4%、「3枚」(同3位)が20.8%と続いた。

1番目、2番目に多く使うクレジットカードの理由の上位2項目は、いずれも「入会金・年会費が他社と比較して安い」「ポイントやマイルが貯めやすいから」となった。同社は「ポイント面などを気にされて、必要なものだけ持つという形に変わってきているようだ」と話している。

世帯当たりの月平均生活費は同1万円減の17.7万円。月平均クレジットカード利用額は同6,000円減の5.3万円、生活費に占めるクレジットカードの利用割合は同1.1ポイント減の29.6%となった。同社は「景気の後退による不安感から消費が伸び悩んでいる状況があるのでは」と推測している。

クレジットカードを利用する業種を聞くと、「オンラインショッピング(インターネット通販)」が35.8% 、「携帯電話料金」が28.9%、「スーパーマーケット」が24.5%などが例年に続いて上位となった一方、「コンビニエンスストア」も同1.3ポイント増え11.9%となった。

(御木本千春)