OculusとSamsungが共同開発したスマートフォンを装着して使用するVRヘッドセット「Gear VR」の予約受付がスタートしました。予約受付開始に伴いVR向けゲームタイトル・レトロゲームセンターアプリ・動画配信アプリの存在も明らかになっており、ローンチに向けてコンテンツの充実具合がうかがえます。

Blog - Samsung Gear VR now available for pre-orders at $99

https://www.oculus.com/en-us/blog/samsung-gear-vr-now-available-for-pre-orders-at-99/

予約受付が開始されたGear VRは、VRヘッドセット「Oculus Rift」で知られるOculusとSamsungがGalaxy Note 5・Galaxy S6 edge+/S6/S6 edge向けに開発したVRヘッドセットです。Gear VRは開発者向けモデルがすでにリリース済みでしたが、ついに一般消費者向けモデルが登場する形になります。市販される最新モデルは開発者向けのものより19%の軽量化を実現し、気になる販売価格は99ドル(約1万2000円)で、 Amazon.comBestBuy.comSamsung.comで予約できますが、日本への発送には対応していません。



予約受付開始に伴いGear VR向けのゲームタイトルも公開されています。Ustwo Gamesの「Land’s End」、Climax Studiosの「Bandit Six: Salvo」、Robot Invaderの「Dead Secret」はオンラインストアのOculus Storeで発売中で、この他にもCCPの「Gunjack」、OZWEの「Anshar Wars 2」などがリリース予定とのこと。



Gear VR向けのゲームタイトルがどのような作品なのかは以下のムービーから確認可能です。

Oculus Connect 2 Gear VR Content - YouTube

Gear VRでプレイできるのは最新ゲームだけではありません。Oculusは「Oculus Arcade」というレトロなゲームセンターを仮想体験できるアプリを公開しており、パックマンやソニック・ザ・ヘッジホッグ、ガントレットといった名作レトロゲームを20タイトルプレイ可能。



ゲームだけでなくNetflixや20世紀フォックスの映像作品をVR内の映画館やホームシアターで楽しめる「Oculus Video」も公開されています。また、TwitchやVimeoといった動画配信プラットフォームのコンテンツもOculus Videoで閲覧可能。この他にも、世界中の写真家が撮影した360度写真を閲覧できる「Oculus 360 Photos」といったサービスもあり、ゲーム以外のコンテンツも充実しまくっています。



2016年にはOculus RiftやソニーのPlayStation VRといったVRヘッドセットが登場すると見られており、VR業界は大きな盛り上がりを見せそうです。