2016年にイギリス・ロンドンで公開予定のJ.K.ローリング氏が脚本家をつとめる舞台「ハリ−・ポッターと呪われた子ども」のストーリーが徐々に明らかになってきました。舞台は小説から19年後、ハリーの3人の子どものうち「アルバス・セブルス」に焦点を当てた物語となるようです。

Harry Potter and the magic of £10 West End tickets, BAZ BAMIGBOYE writes | Daily Mail Online

http://www.dailymail.co.uk/news/article-3285564/BAZ-BAMIGBOYE-Harry-Potter-magic-10-West-End-tickets.html

ハリー・ポッターシリーズの7作目である「死の秘宝」のエンディングではジニーと結婚したハリーが、9と4分の3番線でジェームズ・シリウス、アルバス・セブルス、リリー・ルーナという3人の子どもと過ごすシーンが描かれましたが、舞台の制作を行うソニア・フリードマン氏は「『呪われた子ども』は『死の秘宝』のエンディングから続いているもの」と語っています。



また10月23日、原作者J.K.ローリング氏のTwitterアカウントでも舞台が「19年後の話」である旨が明かされました。ローリング氏は2015年6月の段階で「舞台はハリー・ポッター前日譚か?」いう質問に「前日譚ではなく『ハリーの語られなかった物語』」と答えていますが、今回の発表で前日譚説を完全に否定できたという形です。

So now you know it really isn't a prequel: Harry Potter & the #CursedChild starts #19yearslater! Go to @HPPlayLDN for more information.— J.K. Rowling (@jk_rowling) 2015, 10月 23

「ハリ−・ポッターと呪われた子ども」の公式サイトには「8番目の物語」という文字と共に、「ハリー・ポッターであることは常に難しく、ハリーは魔法省職員・夫・3人の子どもの父親として多忙を極めていた。また、ハリーが過去と葛藤する一方で、息子のアルバスも自分の家族が持つ歴史の重さと戦っていた。過去と現在が交錯し、父と息子は『時に闇は予期せぬ場所からしのびよる』ということを知る」と書かれており、3人の子どものうち、アルバスに焦点を当てた話になる様子が伺えます。

アルバスは3兄弟の中でも最もハリーに似ており、ホグワーツの2人の校長「アルバス・ダンブルドア」と「セブルス・スネイプ」から名前を受け継いだ子どもで、小説の最後では「スリザリンに入れられたらどうしよう」と心配していたところを、ハリーが「(スリザリン寮の寮監だったセブルス・スネイプは)父さんが知っている人の中でも、おそらくいちばん勇気のある人だった」と語るシーンが描かれていました。

Home | Harry Potter And The Cursed Child

http://www.harrypottertheplay.com/



なお、舞台はパート1とパート2の二部構成になっており、各回のチケットは15ポンド(約2800円)からなので、全編通してみても30ポンド(約5600円)ほど。ウェブサイトによると、記事作成時点では「公開まであと225日」となっています。