ドン・キホーテ<7532>が22日に発表した05年6月期連結中間決算によると、売上高が前年同期比26.8%増の1193億円だった。収益力のある時計・ファッション用品が販売が約3割増えるなど、ディスカウント・ストア事業全域での販売増が寄与した。また、昨年12月15日にあった浦和花月店など3店舗の放火事件での損失は約1億円だった。

 同社は期中に11店舗新規展開したほか、テナント事業の拡大や携帯電話機器販売事業の新規参入で売上高を押し上げた。ディスカウント・ストア事業では時計・ファッションのほか、食品やスポーツ・レジャー用品も伸びた。営業利益は同6.3%増の65億円、経常利益は7.7%増の同75億円、純利益は同9.8%増の42億円だった。

 下半期には大小15の店舗を新規開業する予定で、05年6月通期業績は、売上高が前年比20.3%増の2320億円、経常利益が同11.9%増の141億円、純利益が同13.9%増の78億円となる見通し。【了】