あれ?スマホが突然遅くなった その原因チェックと解決方法

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スマートフォン(以下スマホ)が、突然、動作が遅くなったり、反応しなくなったりした経験はないだろうか。
高性能で、LINEやSNS、メールにWeb閲覧、ゲームまで、なんでもできるスマホ。
気分良く使っていても、突然動画が途中で引っかかったり、止まったり、アプリの動作が遅くなったりすることがある。

時には故障かなと、思うほど反応が鈍くなってしまった経験を持つ人もいるだろう。
しかししばらく我慢していれば自然と解消することも多く、「まあ大丈夫だろう」と放置していたりしてはいないだろうか。

ではなぜ、こうしたスマホの不調は起きるのだろう?

●通信状態の不調がスマホの動作を遅くする?
スマホは本体機能やアプリによって、リアルタイムでインターネットに接続してデータの送受信が必要なものもある。こうしたアプリやサービスの場合、通信速度が十分でない場合や、電波が弱いエリアでは、動作に影響がでることがある。
これは動画や音楽のストリーミング、ライブ配信などで多く発生する。

このケースの解決方法は、一旦視聴を停止し、通信状態を確認してみよう。LTE、Wi-Fiなどを切り替え状態の良い通信方法に変更してみるとよいだろう。また動画などはストリーミングを利用せず、あらかじめ本体にダウンロードすることで解決できる。

●複数のアプリが動作し続けてスマホ遅くする
スマホは、同時に複数のアプリが動作している。この機能のおかげで、利用途中でアプリを切り替えても直ぐに続きから再利用できる。しかし同時に利用しているアプリが多すぎると、スマホそのもの動作を遅くしてしまうことがあるのだ。

この場合は同時に動作中のアプリを終了させることでスマホの動作不調を解消できる。
Androidの場合はタスクメニューを開き、使っていない起動中のアプリを終了させよう
iPhoneの場合はホームボタンを2度押しして、起動中のアプリを確認して不要なアプリを終了させる。
複数のアプリをよく使う人は、タスク管理のアプリをインストールしておけばより手軽に起動中のアプリを終了できる。

●アプリがメモリを大食いしてスマホを遅くする
スマホは、本体の動作やアプリを動かすのに一定のメモリを必要とする。メモリはスマホごとに決まった容量のモノが搭載されており、あとから増やすことはできない。
このメモリが少なくなるとスマホの動作が重くなったり、遅くなったりするのだ。
さらにアプリは動作に必要なメモリのほかに、使っているとキャッシュデータが増えていく。このキャッシュデータが多くなり過ぎると、スマホの動作にも影響を与えることがある。
こうした状態の解決には、Androidではキャッシュメモリ解放アプリ、iPhoneではメモリ開放アプリと呼ばれるアプリを使うと簡単に解決できる。
メモリ(キャッシュ)の開放は普段から定期的に行うとより効果的なので、スマホが遅くなったと感じたらすぐにやってみよう。

●microSDの不調、破損がスマホを遅くする
外部メモリとしてmicroSDが使える機種の場合、microSDにトラブルが発生するとスマホの動作が遅くなることがある。
microSDが破損したり、保存されているデータが破損した場合、データの読み込みやチェックに時間がかかり、スマホの動作を遅くさせるケースがあるのだ。
この場合の解決方法は、まず、microSDを抜いてスマホの動作が改善するか確認しよう。
もしmicroSDを抜いて動作が改善したら、microSDのデータをバックアップ後、初期化してみるのがよい。もし初期化後も改善しない場合はmicroSDが破損している可能性があるので、新しいmicroSDに買いかえることも検討しよう。