大蛇に巻きつかれたカンガルー 画像はdailytelegraph.com.auのスクリーンショット

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オーストラリア・ノーザンテリトリーでこのほど、自然界の習わしとはいえ、ある家庭の入口で大変ショッキングな出来事が繰り広げられ、パーティを楽しみに訪れた人々に衝撃を与えてしまった。ニシキヘビの急襲にカンガルーは為す術もなかったようだ。

自然が豊かで多くの野生動物が確認されている、豪ノーザンテリトリーのキャサリンに暮らす公務員のプラヴィナ・デ・ビーアさん。このほど自宅の庭で同僚の送別会となる大きなパーティを開いたが、25名ほどの招待客らは到着と同時に食欲が失せるようなハプニングに見舞われた。ビーアさんの家の目の前で、大きなニシキヘビがカンガルーの体にぐるぐると巻きつき、圧迫死させていたのだ。

ニシキヘビの全長は2m。午後5時ごろにカンガルーの体をむさぼり始め、パーティがお開きとなった8時45分ごろに人々が様子を見に行くと、どこへ逃げ去ったのか跡形もなくなっていた。客の中にはニュージーランドからやってきた人々もおり、「信じられない光景だ」と言いながら懸命に写真を撮っていたという。

現在オーストラリアには、複数の種類を合わせて5000万頭以上が棲息するカンガルー。ヘビがカンガルーやヤギを狙っているのは日常的なこと。ただし農作物や人々の食べ物を狙うことから地域によっては駆除の対象となることがあるほか、アボリジニの人々にその文化があるように、現在では国内はもとより世界中に輸出され食肉として消費されている。

※ 画像はdailytelegraph.com.auのスクリーンショット。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)