1866年というと、日本では薩長同盟が成立した年(慶応2年)。

そんな幕末期にイギリスの写真家によって撮影されたが、「なんてクールなんだ!」と海外で脚光を浴びていました。

 


鋭い眼光に、一分の隙も感じさせない威圧感。
外国人が称賛するのもうなずけます。

写真はイタリア生まれのイギリス人、フェリーチェ・ベアト氏によって1866年に撮影されたもので、ベアト氏は1862〜1885年まで日本に住んで仕事をしていたそうです。
(フェリーチェ・ベアト - Wikipedia)

他にも

弓。

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甲冑。

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集合写真。

などが紹介されていました。

明治維新によって廃れた侍制度に興味を持つ外国人も多く、海外掲示板も大いに盛り上がっていました。

●その武士のプリント写真が家にもあって誰が作ったかわからなかった。ありがとう。

●この男は何かすごいものを見てきたって顔をしている。

●自分が感じることは、この男の頭がちょっと前かがみになっていること。侍のことについて何も知らないが、この姿勢は前にも見たことがあって、これは何を意味をするのか誰か知ってる?

↑警戒態勢の姿勢だよ。どこか遠くから静かな音を聞き取ろうとすると、同じように頭だけ前に出る。あるいは後ろに下がって、急な攻撃などに備えて周囲に注意を払ってみるとよい。すると頭がまた前に出る。

●扇子にはどういう意味があるの?

↑侍は扇子を武器やシグナルを送るのに使ったらしい。

↑さらに暑いときには扇子として使ったんだ。

●150年前からでも、言うことを聞こうと思える視線だ。

●これはたてついたりしちゃいけない顔だ。

●彼はいろんなことを見てきて、これからもっと見るという顔だ。1877年には武士の階級はなかったのだから。

●日本のよろい、武器、衣類がかなり近代的に見える。むしろ未来的ともいえる。

↑きっとシンプルからだからかな。機能も明白だし、最低限の装飾だが、スタイルは決まっている。

↑武器のデザインにシンプルってことはない。

↑シンプルは間違った言葉かもしれない。

↑エレガント?

↑おお、それだ。

●60歳代くらいだと予測すると、1700年代に生まれていることになる。それはすごい。


激動の幕末で、何を見て何を感じた目なのでしょうか。

歴史にタイプスリップしたかと錯覚させるほど印象深い写真ですね。

Samurai, 1866. Photograph by Felice Beato.

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