消費税アップはスマホ料金を見直すチャンス スマホ料金の節約術

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4月から消費税率が現在の5%から8%にアップする。税率アップ前に駆け込みで買い物を考えている方も多いと思うが、買い物より大事なのが無駄な出費の見直しだ。例えば、スマートフォンの通信費。通話とデータ通信費で毎月1万円近く払っているとしたら、消費税アップ後は月額で500円が800円に出費が増える。年間なら6000円が9600円になる計算だ。

通信費などのランニングコストは、じわじわ家計を圧迫してくるので、税率アップ後の出費を節約するためにも、今このタイミングで見直しておきたところだろ。

■NTTドコモならライトプランを検討
スマートフォンを使いはじめるときは、月に使うデータ通信が分からないため、とりあえず定額の「Xiパケ・ホーダイ フラット(5700円/月)」に申し込んだという方が大半だろう。

しかし、もしスマートフォン利用がLINEやSNS、Web閲覧が中心で、月あたりのデータ使用量が3GB未満ならば、「Xiパケ・ホーダイ ライト(4700円/月)」がお得だ。自分の月の通信量はパソコンならMy docomoにログインし、「料金の確認・お支払い」から調べることができる。スマートフォンの場合は、dメニューの「お客様サポート」から「ご利用データ量確認(当月)」で調べられる。

ただし、ライトプランは3GBを超えると、当月末まで通信速度が送受信時最大128kbpsになるのでに注意しよう。フラットの場合、上限は7GBとなっている。

また、「Xiトーク24」に加入しているのに、通話はLINEなどの無料アプリで行うことが多い場合、「Xiカケ・ホーダイ」の667円/月ではなく、「タイプXiにねん」のみにしておくとよい。「Xiカケ・ホーダイ」がオトクになるのは、月あたり17分以上通話をする場合だからだ。

「Xiパケ・ホーダイ フラット」→「Xiパケ・ホーダイ ライト」への切り替え&「カケ・ホーダイ」を解約した場合、月額料金は1800円(8%の税込み)ほど節約できる。年間にすれば21,600円(8%の税込み)の節約となる。


■ソフトバンクモバイルはキャンペーンを活用
iPhone 5s/5c/5のユーザーなら、「パケットし放題フラットfor 4G LTE」(5,200円/月)から2段階定額の「パケットし放題for 4G LTE」(2,000円〜6,200円/月)への乗り換えという方法もあるが、あまりおすすめはできない。
iPhoneの場合、データ通信量が15.5MBの上限に直ぐに達してしまうからだ。ほとんどWi-Fi接続で利用しているという方やデータ通信の使用が非常に少ない方であれば検討の余地はある。

ソフトバンクモバイルでは、やはりキャンペーンを活用する方法が便利だろう。もし現在ガラケーを使っているなら、スマホにのりかえるとホワイトプラン基本使用料が2年間ただなどのキャンペーン「バンバンのりかえ割」がオトクだ。また、機種変更で指定機種を買う場合、「スマホ下取り割」が適用されて、下取り対象機種に応じて毎月の利用料金が割引される。

また、合わせて検討したいのが自宅のインターネット回線の切り替えだ。ソフトバンクユーザーが「ホワイトBB」に申し込むと、2年間最大1,480円/月の割引となる。

ガラケーからスマホに乗り換えて「バンバンのりかえ割」を適用し、自宅のインターネット回線を「ホワイトBB」にした場合2,488円(8%の税込み)ほどの節約が可能となる。年間にすると29,856円(8%の税込み)ほどの節約となる。

auなら家族割と自宅ネットの見直しで節約
auユーザーなら、「スマートバリュー」を活用したい。家族にauユーザーがいれば、1人あたり1410円/月の割引になる。そして、自宅のインターネット回線として、auヒカリやケーブルテレビJCOMなどの指定サービスを利用すれば、1410円/月が割引される。


パケット割引は、iPhone5、4GLTEスマートフォンの場合は5700円/月のLTEフラットのみ。iPhone4Sおよび3Gスマートフォンならば、5200円/月のISフラットも選べる。

家族2人がauユーザーになり、指定のインターネット回線を利用した場合、3,045円(8%の税込み)ほどの節約が可能。年間にすると36,540円(8%の税込み)の節約となる。

■オプションサービスもこの際、整理しよう
また、あわせて見直したいのが、各キャリアから提供されている「オプション」サービスだ。契約や機種変更時、動画配信などの追加サービスに加入し、月額で数百円ほどの料金を支払っている場合がある。こうしたサービスは、入会から1週間程度で解約できるサービスが多いので、実際に利用していないものは、解約しよう。自分が加入しているサービスは、キャリアのネットサービスやキャリアショップなどで確認できるので、この機会にチェックしておこう。

ここでは主要3キャリアを例に、通信費を見直す方法の一例を紹介してみた。もちろん、ユーザーの使い方に応じて最適なプランは異なる。今回紹介した方法以外にも、キャリアを乗り換える(MNP)で適応されるキャッシュバックやキャンペーンもある。またSIMフリーの端末や格安通信サービスのMVNOを使う方法もある。

月額の利用プランは、なかなか見直す機会は少なく、ついスマートフォン購入時のプランのまま、利用していない料金まで支払いつづけているというケースも多くある。
消費税率がアップする今回、通信プランを見直すには絶好の機会だろう。


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