笑点初の全員座布団獲得なし、放送開始以来の珍事に出演者“抗議”も。

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10月20日に放送された演芸バラエティ番組「笑点」(日本テレビ系)で、放送開始以来初めて、出演者全員が座布団獲得なしという“珍事”が起きた。

この日の放送は、三遊亭小遊三、三遊亭好楽、林家木久扇、春風亭昇太、三遊亭円楽、林家たい平の全員が座布団ゼロの状態からスタート。一問目のお題「帰りたくない家」に次々と手が上がり、メンバーの答えに会場からは笑いが起きるが、誰も座布団を獲得することなく終了してしまう。司会の桂歌丸も「あぁ、そうだ。座布団忘れちゃったよ」と振り返りつつ、二問目へと進んだ。

二問目「何かをしながら歩いている人に注意してください」も座布団が出ないまま、三問目へ進もうとする歌丸にメンバーもざわざわ。そして三問目「おばあちゃん達の女子会、健康ランド篇」では、エンジンのかかったメンバーが怒濤の答えを披露、たい平がふなっしーのマネを織り交ぜるなど会場を爆笑の渦へと巻き込むが、渋い歌丸の口から“座布団”の言葉が出ることはなく、結局スタート時と同じ全員座布団ゼロの状態でお題を終えた。

番組の最後、歌丸が「48年間『笑点』をやっていて、1週間誰も座布団を獲らなかったのはきょうだけでございます」との挨拶で締めくくると、昇太や円楽を中心に「獲らないんじゃなくて獲れないんだ!」と抗議する喧噪の中でお開きとなった。