AKB48論

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今年6月のAKB48の総選挙後に、熱心なAKBファンとして知られる小林よしのりさんが『ゴー宣ネット道場』にて

「わしは来週から『AKB48論』の仕事を再開するが、発売は秋になるかもしれない。
そこでわしのAKBに関する一切の言論活動は終わる。」


と発表し、話題になったことを覚えている方もいるだろう。その書下ろし『ゴーマニズム宣言SPECIAL AKB48論』が9月26日に幻冬舎より発売された。

――大島優子と渡辺麻友に捧ぐ


とある本。
「小林よしのりが『なぜそこまでAKBに?』と思うか?」
「こうなったら一冊かけて説明しよう!」
という小林さんのAKBへの想いにあふれる一冊となっている。

「田原総一朗さんがAKBファンを公言し始めたので、最高齢ファンの座を奪われて頭にきた!」と言ってみたり、当時14歳だった宮脇咲良さんの東日本大震災被災地訪問に関しての文章を紹介し、AKB48の公共心とアンチのバッシングとの落差が大きすぎる!と憤っていたりする。

『ゴーマニズム宣言』では、過激なセリフがおなじみであるが、今回も

「ごーまんかましてよかですか?
心のど汚いアンチは地獄に堕ちろ!
社会に必要のないクズだ!のたうち回って死ぬがいいぜーっ!
小林よしのりのことが嫌いなのはめっちゃわかるしとーぜんだが…
『アンチAKB禁止法』を政治家は作る必要があるのではないか!?」


と、AKB48への愛ゆえかかなり過激である。

『2ちゃんねる』などには「最近の小林よしのり」というコメントとともに市川美織さんとのやりとりがある画像が貼られたりするが、そのことにも言及しその作品を再録してくれている。

また、AKBに対してのネットでのバッシングや、自身のAKBに関する発言がネットニュースにしばしばとりあげられることなどにも触れ、中でも大騒ぎになった「大島優子とならやりたい」発言に関してもその真相を語っている。さまざまなエピソードを交え、かなり内容の濃い一冊だ。

この『AKB48論』をもって、テレビにAKB評論家として出演するといったような“言論活動”からは身を引くようだが、個人的にブログで感想などは書き続けるようなので今後も言動が話題にはなっていくように思われる。

興味のある方は読んでみてはいかがだろうか。