写真は、マリナーズ所属時代のイチロー (撮影:B.O.S.)

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10日(現地時間)、MLB.comには「Ichiro congratulates Griffey」と題し、ニューヨーク・ヤンキースのイチローが、2009年&2010年にシアトル・マリナーズでチームメイトだったケン・グリフィー・ジュニア(2010年に引退)のマ軍殿堂入りに寄せた祝福のメッセージが掲載された。

イチローはかねてから憧れの存在と公言するグリフィー・ジュニアに向け、「What's up George?」と切り出すと、「あなたは私の子供の頃からのヒーローでした。いつも憧れていました。2009年、私の夢が叶い、あなたとチームメイトになれました。(中略)あなたがヤンキースを好きではないことを知っていますが、殿堂入りについて私の祝福の気持ちを受け取って下さい」と英語で語りかけた。

アメリカでの選手生活も10年を超え、英語でのコミュニケーションには問題ないとされるイチローだが、今も通訳を介しているのは、自身が発する言葉の微妙な意味合いが誤って伝わらないようにするため――と言われている。ゆえにイチローが英語を話すシーンは珍しく、ファンの間でもどのくらいの英語力を持っているのか、しばしば議論になることもあった。

そんなイチローが英語でスピーチ(コメント)する今回のメッセージでは、グリフィー・ジュニアへ、これを気軽に呼べる同僚は少ないであろうファーストネーム(ジョージ)で呼びかけ、その後半には彼がよく行うキャップを後ろ向きに被る姿を真似し、ラストはマリナーズの専属アナウンサー=デイブ・ニーハウスさんの決め台詞「My oh my!!!」という絶叫も加えた。短いメッセージながらも、グリフィー・ジュニアに対する尊敬や愛情をこれでもかと感じさせるイチローのメッセージだ。

すると、Twitter上では、この動画を観たユーザから「イチローが英語で祝賀メッセージ。貴重すぎるわ」「イチローが英語で話してるの初めて見た」といったコメントが多く挙がった他、その英語力については「イチローの英語聞いた 日本人らしい発音だけど私よりうまかった」「イチローの英語が日本人らしくて面白い」「いかにも日本人の英語って感じ」といった感想が寄せられ、総じて言えば“流暢ではないものの上手ではある”といった評価であった。




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