ナポリは10日のセリエA第28節で、キエーヴォに敵地で0−2と敗れた。ワルテル・マッツァーリ監督が困惑しているのは明らかだ。だが、屁理屈をこねるのは彼らしくない。指揮官は敗北を受け入れ、その理由を説明している。

まずは、1月27日のパルマ戦以降、ゴールを決めることができていないFWエディンソン・カバーニについてだ。

「後半は包囲網があった。今はボールがゴールに入ってくれない時期なんだ。エディンソンのPKが(クリスティアン・)プッジョーニにセーブされた場面を見てごらん。今はそういう時期なんだよ。うまくいかないんだ。毎年、我々にはこういうことがある」

「最初からキエーヴォはうまく我々を攻めてきた。そして、キエーヴォは最初の枠内シュートでゴールを決めたんだ。それで勢いを増した。後半は我々がずっとボールをポゼッションしていたが、各エピソードが不利に働いたんだ」

「それに、PKやほかの場面でも、プッジョーニが活躍した。今日は最初にブレーキをかけてしまっていたことに疑いはない。それ以外は、すべてがうまくいかないんだよ」

同日の試合でユヴェントスが勝利し、逆に2位の座も揺らぎ始めたが、マッツァーリ監督は自信を失っていない。

「まだ昨シーズンより勝ち点6多いんだ。我々は常に良いところを見せてきた。今日の試合を除いてね。正しい方向から物事を見れば、今年が良いものであることは確かだよ。今日のストップは残念だ。だが、我々は自信を抱いている。運がめぐってきたら、すぐに足枷を解けるさ。そして、正しい道を取り戻せるはずだよ」

「とにかく、ここヴェローナで負けるのはあり得ることだ。我々にとってツイていない場所なんだよ。彼らはしっかりと組織だっていた」