中国版ツイッター・微博のアカウント名・葉檀さんが、「米国へ旅行に行った際に得た知識の1つは、米国の街を走る車の約半分がトヨタ車であること」とつぶやいたところ、中国人ネットユーザーが多くのコメントとともに次々にリツイートした。

 葉檀さんは、米国ではどこでもトヨタ車を見かけることができ、ハイブリッド車に至っては納車待ちしなければならないと報告。尖閣諸島(中国名:釣魚島)問題を巡って、中国では販売量が低迷しているにもかかわらず、トヨタが販売台数世界1位に返り咲いたことを称賛し、「中国人は拒絶ばかりするのではなく、他者の良い点に学ぶべきだ」と主張した。

 葉檀さんのツイートに対して、「米国のトヨタと中国のトヨタは同じだろうか? 」、「同じ車種でも中国版と米国版の差は大きい」、「オレは米国のトヨタと中国のトヨタは別物だと言いたい」など、米国と中国では同じメーカーの同じ車種でも中身は別物だという意見が多く寄せられた。

 また、トヨタの市場シェアが高いのは米国だけではないと指摘するユーザーも多く、「トヨタはカナダでも品質のもっとも良い車に選ばれている」、「アフリカではどこも日本車だらけ」、「東南アジアでもトヨタ車は多い。特にタイでは少なくとも80%以上がトヨタ車」などのコメントがあった。

 葉檀さんは日本に学ぶことが大切だと主張しているが、これに対して「他人の長所から学ぶというのは大切なことだ。特に細かなところを」、「日本人に学ぶことは何よりも重要」と、同意する意見があったが、ボイコットは簡単だが学ぶのは難しいという意見もあった。

 葉檀さんは中国でも有名な経済評論家の女性で、著書も出版している。最近、米国旅行に行ったようで、その際に得た新たな知識について微博で紹介している。(編集担当:畠山栄)