29日のセリエA第6節で、パルマと敵地で1−1と引き分けたミラン。マッシミリアーノ・アッレグリ監督は試合後、次のように分析している。

「前半の我々はうまくボールをコントロールした。よりスペースを見つけ、多くをつくったね。我々は勝つことができなかった。残念だ。結果を残せる試合だった。だが、2点目を奪うことができなかったんだ。サッカーとはこういうものだよ。勝負を決めないでいると、相手にチャンスが訪れて、やられてしまうんだ」

パルマMFダニエレ・ガッロッパの同点弾が、アッレグリ監督は気に入らないようだ。それは、「ペナルティーエリア付近でファウルをするのではなく、中盤でやれたはずだ」からでもあり、「ペナルティーエリア付近でのフリーキックなら、壁は止まっていなければいけない。くっついて、下をとおさせてはいけない」からでもある。

それでも、アッレグリ監督は今後に向けて自信を失っていない。ミランはこれからゼニト・サンクトペテルブルク、インテルとのダービーを迎えるが、指揮官は次のように続けた。

「チームは良いプレーをした。勝つ必要があったのに、それをやれなかったが、次はチャンピオンズリーグで大事な試合がある。初戦も引き分けているから、結果を残すようにしなければいけない」

また、FWステファン・エル・シャーラウィについては、このようにコメントしている。

「彼は若いし、成長段階にあるのは当然だ。彼にはクオリティーがある。フィニッシュだけではなく、パワーや耐久力、スピードがあるんだ。こういう特徴の選手を見つけるのは難しいことだよ。彼は自信を伸ばしている。それは重要なことだ」