ヤマハ株式会社は、独Steinberg Media Technologies GmbHの音楽製作用デジタル・オーディオ・ワークステーション・ソフトウェア(DAW)のフラッグシップモデル「Cubase」に、歌声合成ソフト「VOCALOID」の機能を組み込むソフト「VOCALOID Editor for Cubase」を今冬に発売すると発表した。

同ソフトを使用することにより、「Cubase」の豊富な機能を使って歌声を編集したり、エフェクトなどの効果を加えたりすることが可能となる。「VOCALOID」を使った従来の制作環境ではあらかじめ伴奏を用意しておく必要があったが、その作業を歌声のパートを制作しながら行えるようになり、ほかのパートを含めた入力・録音からミキシング、トラックダウンまでを一貫して行える。

また、最新の「VOCALOID3エンジン」を搭載しており、自然でなめらかな歌声の合成を実現。各社から発売されている「VOCALOID3」または「VOCALOID2」対応の歌声ライブラリを使用できる。さらに、DAWを使ったボーカルやコーラスの録音ではマイクやオーディオインターフェースが必要となるが、同ソフトを使うことにより、歌詞とメロディを入力するだけで音声のパートを作成可能となる。

VOCALOID Editor for Cubase
VOCALOID Editor for Cubase

ヤマハ株式会社
価格:オープンプライス
URL:http://jp.yamaha.com/news_release/2012/12090301.html
2012/09/04