青空文庫といえば、著作権が切れた文学作品が無料で読めるサービスとして有名ですよね。その最強リーダーとして、以前に「i文庫S」をご紹介しました。 レビュー記事:i文庫S|文句なしに最強のブックリーダー!とりあえずコレは押さえとこう   i文庫Sは、青空文庫以外のテキストファイル、PDF、JPG画像なども見られて、カスタマイズ性が抜群に優れている魅力的なアプリであることは今も変わりません。ただ、そこまでカスタマイズにこだわらない人、 350円という値段に躊躇した人もいるかと思います。そんな人におすすめなのが今回紹介する「i読書」です。 無料で、シンプルでわかりやすい機能性が魅力的なアプリです。iPadにも対応しています!  

このi読書は、i文庫Sと違い、最初は何も作品が入っていなくて空っぽです。青空文庫から読みたい作品を探してダウンロードしましょう!

 

作品を探すには、作者名タブか作品タブから五十音順で見ていきます。検索機能がついていないのが残念ですね・・・。

本屋さんをぶらぶらするように本を探したいときは、月間ランキングや最近公開された作品を見てみましょう。 ランキングは教科書に載っていた名作がひしめいていますね。一方、「ドグラ・マグラ」は怖いもの見たさ、無料なら読んでみようか・・・というところでしょうか?

作品名の右にある水色のダウンロードボタンをタップして、ダウンロードです。 わたしは宮沢賢治の「タネリはたしかにいちいち噛んでいたようだった」をダウンロードしてみます。わたしがこのお話に出会ったのは、確か10歳くらいのときだったのですが、タネリの歌う西風ゴスケと北風カスケのでたらめな歌がなぜか心に残って、ずっと忘れられない一作です。またこうして、無料で読み返せるのは嬉しい♪ 皆さんにも、 そういう特別なお話とぜひ再会みてみてください。

 表示はこんな感じです。iPhoneだと文字がやや小さく感じるかもしれません。

ダウンロードした作品はMy本棚に収まります。本棚の中は、検索の代わりに「入手順」「作者名順」「作品名順」で並び替えて探してください。

設定から、フォントや文字数、背景色などがカスタマイズできます。ごちゃごちゃせず、欲しい機能だけに絞られているのでとってもわかりやすいです。

 

わたしは真っ白より色がついていたほうが読みやすいので、背景をクリームにして、文字数を増やして行間を詰めました。 背景が白いほうの画像が標準のものです。見比べてみてください。ページめくりの手間を減らしてみました。

i文庫Sに比べてできることは少ないものの、必要十分な機能を備えているブックリーダーです。 読書の秋はi読書と一緒に過ごしましょう♪