貯蓄日本一は津市、最も少ないのは那覇市。そして借金ナンバーワンは意外にも神奈川県のあの街だった。 〜消費で見るお国柄大解剖 第4弾〜

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 貯蓄が最も多い街と、最も少ない街の差はなんと2269万円、格差は4.6倍 ――― 。

 総務省の家計調査によると、貯金や株式などをあわせた2011年の家庭の金融資産額は1873万円と、4年前の20076年の1988万円から100万円以上も減少してしまった。

 しかし、各地域ごとにみると全国平均以上に減ってしまった都市がある一方で、コツコツと貯蓄を増やした都市もある。

貯蓄日本一は2年連続で津市

 まず、下図をみてほしい。

 これは2011年と2010年それぞれの、保有する金融資産が多い上位3都市を示したものだ。

 トップは2年連続で津市が獲得。その他、京都市、さいたま市、奈良市がベスト3に入り。金融資産の額が2500万円以上だったのは、2011年、2010年とも表記のそれぞれ3都市だけだ。

 では、金融資産の少ない街はどこだろうか?

 最も少ない街は2年連続で那覇市で、2011年は623万円。トップの津市よりも2200万円以上も少なく、4分の1にも届かず、下位から2番目の長崎市の半分程度と圧倒的な差をつけられている。

 付け加えれば、金融資産額が1000万円を下回っているのは、2007年以降那覇市だけだ。

 では、金額ベースではなく、2011年に金融資産が最も増えた街、逆に最も減ってしまった街はどこだろうか?

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