中国人ブロガーの「子実」さんは、中国広東省の教育視察団を率いて日本と韓国を訪れた際の両国に対する印象の違いを自身のブログに綴った。

 まず最初に訪れた韓国では、空港で厳重な検査を受けたという。空港で1時間以上も足止めさせられたいう筆者は、「結局のところ謝罪も説明も何もなかった」と不満を述べ、彼らは故意にわれわれを困らせようとしていたのではないかと疑った。

 筆者は韓国で、中国人に対する敵視、差別を感じたという。3日間の韓国滞在中、何度も買い物に連れ出されたという一行は、所持していたお金の9割以上を韓国で使わされたそうだ。一方、1週間の日本滞在中には買い物を強要されることはもちろん皆無だったほか、観光名所のほとんどが無料だったことを指摘、「日本の社会は本当に規律がしっかりしていると感じさせられた」と感想を綴った。

 筆者によると、韓国人の精神は中国人と共通するものがあるらしい。それは「優位な情況になると、優越感や差別意識を抱く」点だという。日本と韓国はどちらも米国の影響を受けてはいるが、その程度には大きな違いがある。筆者は「中国人はハングルを理解できないが、韓国人の行動や価値観には共通するものを感じる。反対に日本の漢字を見るとその意味を理解できるが、日本人の思想や精神は中国人とは大きくかけ離れていると感じる」と両国の違いを指摘した。

 さらに、中国人から見た韓国人について、「韓国人は口では日本を憎んでいると言っても、社会のさまざまな分野で日本を模倣している。彼らは心の中で日本にあこがれている」と推測。また、韓国人は中国を心底から見下している一方で、中国人は日本人を心から恐れており、本当の日本を理解することはできないと綴った。(編集担当:畠山栄)