この1週間での日本人選手関連の大きなニュースとしては、昨日取り上げさせていただいた岡島秀樹の解雇とともに、松坂大輔のDL入りがあります。
症状は右ひじの異常で、長期化の懸念もあるようです。

本件で私が驚いているのは、松坂自身が
「痛みは以前からあったが、しだいに耐えられなくなった」
という主旨のコメントを出したことです。
このことは、彼は故障を隠して登板を続けていたということであり、かつ球団も気付いていなかったとも解釈できます。

2年前のWBC後にも同様な故障隠しがあり、球団との関係がこじれました。
また、同じことの繰り返しになりそうです。
「故障を隠して投げ続けるのは、日本とは異なり美談ではない」
ということが、まだ理解されていないとすると徒労感すら覚えます。

いや、彼がまだそんなことすら判っていないのではなく、真実はコミュニケーションの不足でしょう。
そして、その理由のひとつが彼がいまだにメディアとのやりとり以外でも通訳を使っているからではないでしょうか?

通訳を介している以上、必要最低限の会話しか発生しませんし、そうなるとちょっとしたことでも「報・連・相」し合う関係は築けないでしょう。

不十分な意志疎通が、早期の登板回避を妨げ、故障の程度と松坂と球団の関係悪化を招いてなければ良いのですが。

海外で活躍するサッカー選手の多くが現地の言語をマスターしているのに対し、日本人メジャー・リーガーはいつまでも通訳を引き連れているケースが目立つのは残念です。
給料が高すぎる?