今シーズン、唯一負けを許していた相手でもある対エルクレス戦。バルサは、ホームで戦うエルクレスの組織的なディフェンスに苦しんだが、前半終了間際にペドロが先制点を入れると後半は試合をコントロール。メッシの2ゴールで追加点を挙げ、バルサがリーガ前半の仮を返す勝利を収めた。

 これでリーガ15連勝としたバルサは、1960−61シーズンにディ・ステファノ率いるR・マドリーが残した連勝記録に並んだ。さらにアウェイで10戦全勝という驚異的な強さでリーガ首位を突っ走っている。「ディ・ステファノのR・マドリーに並ぶなんて光栄」とグアルディオラ監督も試合後の記者会見で喜びを示した。

 先制点を決めたペドロは、これでリーガ6試合連続ゴール。メッシが今シーズン記録した5試合連続ゴールを超えた。3トップの一角としてレギュラーの座をしっかり獲得しているペドロ。一発のチャンスを決める決定力、ボールを取られた後の前線からのプレッシャーは欠かせない存在だ。

 リーガ歴代連勝記録に並んだバルサ。次節はホームにアトレティコ・マドリーを迎え、リーガ連勝最多記録となる16連勝を目指す。今のバルサなら連勝記録もまだまだ伸びそうだ。

(スペイン通信)