中央アジアのタジキスタン下院は12日、中国政府との間で調印された国境画定協定を賛成多数で可決した。中国網(チャイナネット)が13日、タジキスタンの通信社、アジアプラスの報道を引用して伝えた。これによりタジキスタンは中国に約1000平方キロメートルの領土を割譲することになり、両国間に存在した130年間にわたる領土紛争が決着する。

 中国とタジキスタンの領土紛争は、19世紀後半の帝政ロシア時代までさかのぼる。中国はタジキスタン東部のパミール高原の約2万8500平方キロメートルについて、旧ソ連、そして旧ソ連から独立したタジキスタンと領有権を争っていた。すでに調印された協定に基づき、タジキスタンはこのうち約1000平方キロメートルの領土を中国に割譲する。(編集担当:阪本佳代)



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