【ファンキー通信】農作業でポイント獲得! お気楽百姓シゴトのススメ

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 山梨県といえば、桃やぶどうの産地として有名。でも、少子高齢化のあおりを受けて、立派に育った桃やぶどうの果樹園を守れず、泣く泣く荒地として放置してしまう農家の方がいるとか。

 この事態を切実な問題と考え、田舎暮らしに憧れを持つ人たちに向け、気軽に農業に触れてみては? と、今春「果物作り休日百姓プラン」なる企画が登場しました。

 企画したのは山梨市で「まるせい農園」を営み、事務局を担当している中澤さん。気になるその内容とは?

 「このプランは、農作業のサポーターを募集するもので、入会無料の会員制。ポイント制とマイスター制に分かれていて、ポイント制では作業1時間ごとに10ポイントが加算されます。マイスター制では、作業に合わせてビギナー、アドバンス、エキスパートの3段階があり、アドバンスはポイントが1.5倍に、エキスパートはポイントが2倍。ポイントが溜まると農家で栽培された美味しい野菜や果物と交換する事ができるという仕組みです」(中澤さん)

 現物支給なんですね。ゲーム感覚を味わいつつ、農作業をお手伝いして食べ物をもらう。金銭報酬を頂くよりも、働く側として楽しみが持てそうですね。あと3個桃が欲しいからあと○○ポイントだな〜といった感じで・・・。

 「そうですね。とにかく今年4月からの募集なので、まだまだどのくらいのポイントで何と交換するかということも具体的には決まっていないんですよ。私たちも手探りで進めていますので、具体的なところは随時相談しつつ運営していければと思っています」(同)

 かなり、自由に気楽な感じで応募ができそうですね。

 「はい。農業に関心を持っている。でもチャンスも場所もないという方が、来たい時に気楽に来てくれるようにしたいんです。いずれは田舎で過ごしたい、とお考えの方にも、下見がてら、ぜひトライして欲しいです」(同)

 これから定年を迎えて田舎で過ごそうと考える人は増える傾向にあると言われています。団塊の世代といわれる人たちにとっても、この企画は気軽に農業体験ができるというメリットがあるのでは? (小川晶子/verb)

「果物作り休日百姓プラン」に関してのお問い合わせ
まるせい農園 中澤 090-9976-7334

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