会社員あるある?「体調不良で休む連絡をした途端に症状治る」に心配集まる 「毎日そんな感じなら治療すべき」
仕事のことを考えるだけで気持ちが落ち込んでしまう労働者は少なくあるまい。世間には未だにホワイト企業よりもブラック企業のほうが多くひしめいている。そういうところで毎日働いていると、そのうちに体も心も拒絶反応を見せるようになる。
そしてその拒絶反応を押し込めているうちに人間は、どんどん体調がおかしくなっていくのだ。(文:松本ミゾレ)
「『休みます』連絡後の開放感やばい。開放感のために休むといっても過言じゃない」
先日、2ちゃんねるで仕事に苦しむ人々の怨嗟の声を集めていると「【悲報】会社に休むと連絡した途端、身体の全ての異常が治る」というスレッドを見つけた。スレ主は、具合が悪いので欠勤すると連絡した途端に、それまで感じていた吐き気、眠気、ダルさが吹き飛んだと書き込んでいる。これほどの異常がたちどころになくなるとは、まさに苦しみの原因は職場にあるに違いない。
そしてこのスレ主の声には「分かるわ〜」という書き込みや、心配する声も結構集まっていた。いくつか紹介したい。
「『休みます』って連絡した後の開放感はやばい。開放感を味わうために休むといっても過言じゃない」
「心療内科行った方がええぞ。ストレス溜まってそう」
「体調不良で早退帰宅途中に劇的回復」
「休む程のレベルやなかったとしても毎日そんな感じなら普通に治療すべきやな」
このような感じの意見が多く、スレ主に批判的な意見はそう多くなかった。
応急処置としての欠勤はありだけど転職も考えるべき
仕事に行く前に具合が悪くなってしょうがないという状況は、きっかけさえあれば誰にだって降りかかる。職場のマンパワーが不足していたり、金銭面で満足できていなかったり、パワハラが横行していたり。そんなことがあればあるほど、人間の体はすぐにダメになる。
かく言う僕もその昔、満員電車に輸送されて会社に出向いて夜更けまで働かされる時代があった。そういう生活が実に馬鹿らしく思えていたので、早々に体が拒絶反応を見せるようになった。出勤そのものを拒否するかのように、電車に乗ると必ず腹痛に見舞われるようになったのだ。
病院での診断結果は、過敏性腸症候群。労働に対するアレルギーのようなもので、発症が発覚したときはかなり焦った。女性の場合は便秘に繋がることが多いようだが、男性の場合は下痢に結びつく。とにかく電車の中では便意を我慢し、冬場であろうと汗だくになっていたものだ。薬も効かないので、マジで困った。
さて。スレ主の場合も症状は違うものの、系統的に似たものを感じる。とすれば、本人も仕事にプレッシャーを感じすぎているのではないか?その上で参考にしたいのが、そういう状況でちゃんと「休む」と連絡できたことである。これは自分の健康のためにも素晴らしい選択ではないだろうか。組織のためなんかより、自分の健康のために動くことの方がよほど素晴らしいアクションだ。
が、いつまでも休んでばかりではいられない。人間、労働環境が良い方向に変化すれば体調も自然と快方に向かう。転職を視野に入れてみるのも悪くないだろう。