さまざまな趣味と娯楽の奥深い世界をご紹介するTOKYO FMの番組「ピートのふしぎなガレージ」。9月29日(土)放送のテーマは「フェリー」。最近、大いに見直されているのが「フェリー」。国内のフェリー会社が相次いで新型船を就航させ、7月4日の日経新聞で「造船会社に神風」と記事になったほど。マイカーごとカーフェリーに乗り込んで旅をすれば、旅先の観光も自由度が高くなり、長距離ドライブの負担も軽減。何より潮風に吹かれる船旅自体が非日常感たっぷりです。今回はそんな「フェリー」の魅力を、TOKYO FMの番組の中で詳しい方に教えていただきました。
(TOKYO FM「ピートのふしぎなガレージ」2018年9月29日(土)放送より)


※写真は「さんふらわあ こばると」。



◆「最新のフェリーはここがスゴイ!」
『にっぽん全国たのしい船旅』編集長 中脇浩さん


── クルーズ客船とフェリーは何が違うんですか?

クルーズ客船はずっと船に滞在して、国内外のあちこちを巡るスタイルです。それに対してフェリーは、ある地点からある地点、たとえば大洗から苫小牧のような2つの地点を移動するもの。ところが最近は、フェリーもクルーズを楽しめるような要素が増えてきたため、とても人気になっています。

── 中脇さんのおすすめフェリーはありますか?

「さんふらわあ さつま」と「さんふらわあ きりしま」です。この2隻は今年、大阪と鹿児島県の志布志を結ぶ航路に就航したのですが、実に25年ぶりの新造船ということで注目を集めています。船内もすごく豪華で、海を見ながらお風呂に入れる展望浴場があったりします。

施設だけではなく星空教室のようなイベントも開催されています。船が太平洋の上を走るのでまわりに灯りがなく、星がすごくキレイに見えるんです。デッキで星空を観察しながら講師の方に解説してもらえるそうですが、雨天のときは吹き抜けのアトリウムにプロジェクションマッピングで星空を写し出すのだとか。そんな贅沢な船旅が楽しめます。

ちなみに「さんふらわあ」は両舷に大きな太陽のマークが描かれています。このマークはその昔、長距離豪華フェリーの代名詞として脚光を浴びた時代がありました。現在はそのデザインを商船三井グループが受け継いでいますが、昔を覚えている人はそのマークを見るだけで船旅への憧れを掻き立てられるでしょう。大阪〜鹿児島は「さんふらわあ」が1970年代に走り始めたときの最初の航路ですし、その歴史の重みもあっておすすめしています。料金は一番高いスイートで3万円台、一番安い部屋で12800円から。それにプラスして自動車を載せる料金も別途必要です。

── 変わり種のフェリーもあったら教えていだだけないでしょうか。

鹿児島とトカラ列島を結ぶ「フェリーとしま2」がおもしろいと思います。これは、トカラ列島の島々で生活している人たちに必要な物資を届けるために十島村が経営しているフェリーですが、一般客も乗ることができるんです。屋久島から奄美大島の間に7つの有人島があって、このフェリーはそのすべてに停泊します。夜11時に鹿児島を出たら、最初の島に着くのが翌朝5時頃で、最後の島に着くのがお昼くらい。風景の違う別世界を体験できるでしょう。

TOKYO FMの「ピートのふしぎなガレージ」は、《サーフィン》《俳句》《ラジコン》《釣り》《バーベキュー》などなど、さまざまな趣味と娯楽の奥深い世界をご紹介している番組。案内役は、街のはずれの洋館に住む宇宙人(!)の博士。彼のガレージをたまたま訪れた今どきの若者・シンイチと、その飼い猫のピートを時空を超える「便利カー」に乗せて、専門家による最新情報や、歴史に残るシーンを紹介します。

あなたの知的好奇心をくすぐる「ピートのふしぎなガレージ」。10月6日(土)放送のテーマは「腕時計」。お聴き逃しなく!


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聴取期限 2018年10月7日(日)AM 4:59 まで

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<番組概要>
番組名:ピートのふしぎなガレージ
放送エリア:TOKYO FMをはじめとする、JFN全国37局ネット
放送日時:TOKYO FMは毎週土曜17:00〜17:50(JFN各局の放送時間は番組Webサイトでご確認ください)
番組Webサイト:http://www.tfm.co.jp/garage