二宮、加藤組が日本勢初V なおみフィーバーに感謝「もっとダブルス認知させたい」
“公開プロポーズ”で東京五輪までペア継続に意欲「2人で上を目指したい」
テニスの「東レ パンパシフィック・オープン」は22日、ダブルス決勝で加藤未唯(ザイマックス)、二宮真琴(橋本総業)組が第1シードのアンドレア・フラバーチコバ、バルボラ・ストリツォバ組(チェコ)に6-4、6-4でストレート勝ち。日本勢初優勝の快挙を達成した。
ついにやった。加藤、二宮組が第1シードの強敵を倒し、頂点に辿り着いた。日本勢初V。歓喜の瞬間、2人は熱い抱擁を交わすと、超満員の観衆から拍手が降り注いだ。試合後は「2人で優勝を勝ち取れたことがうれしい」と口を揃え、快挙よりも2人の団結力で掴んだ優勝を喜んだ。
コート上のインタビューで二宮が今後もペアを組んでいきたいと宣言。会見では「軽くプロポーズしました」と笑い、「未唯ちゃんはダブルスもうまい。時々、とんでもない動きをするけど、それもプラスになる。五輪を目指してやっていきたい」と改めて、今後について語った。
ただ、続けて「私が一方的にそう思っているだけかもしれないけど、私はそういう気持ちでいます」と茶目っ気たっぷりに隣の加藤に水を向けると、“告白”を受けた加藤も「現役の間は組んでいきたいなと思います」と“受諾”し、互いに笑い合った。加藤は「東京五輪でメダルを獲りたい。2人で上を目指したい」と誓った。
今大会はシングルスで快進撃を続ける全米オープン女王・大坂なおみ(日清食品)でかつてない注目を浴びる大会。加藤は「なおみフィーバーでお客さんがいっぱいいる中で優勝できて、ダブルスも認知してもらえたと思う。でも、もっと認知してもらえるようにダブルスを盛り上げたい」と語った。
さらに、二宮も「日本人ペアは海外選手と比べると、ちょこちょことした動きが多い。そこを強みとしてやっていきたい。海外選手を惑わせられるように」とダブルスの面白さをアピールしていた。(THE ANSWER編集部)